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2017年ブラジルGDP、3四半期連続で上昇

GDP ブラジル

日本でも史上最高益を出す企業が続出し、日経平均も11月には26年ぶりの最高値を付けるなど好景気が数字に表れてきたが、好景気は世界的な趨勢であるようだ。

ブラジル経済も低迷期を脱し、回復基調にあることを裏付ける数字が出てきている。

グローボ系ニュースサイト「G1」が12月1日づけで伝えたところによると、ブラジル地理統計院(IBGE)が同日、ブラジルの第3四半期GDP(国内総生産)は前年同期比で1.4%増加したと発表したという。

2017年の年初からの成長率は0.6%、前四半期(第2四半期)比で+0.1%と緩やかながら成長に向かっていることがうかがえる。

第3四半期が0.1%と低く出ているのは、IBGEが第1、第2四半期成長率の調整をこの期で行ったためとみられる。

セクター別の第3四半期成長率は農業部門が-3%、工業部門が+0.8%、流通・小売業が+1.6%、サービス業部門が+0.6%となっている。

「農業はブラジルのGDPに大きく影響する産業ですが、農業部門の成長率は収穫期および収穫高に左右されます。第1四半期の成長率は13%を超えていましたが、第3四半期は下落しました。第1-2四半期は大豆の収穫期でこれが成長率を押し上げました。第3四半期はサトウキビの収穫期にあたりますが、今年は収穫が芳しくなかったためGDP成長率を押し下げる結果となりました。サービス業と工業についてはもう少し成長の余力はあったとみています」
(IBGE国内統計部門コーディネーター、ヘベッカ・ヂ・ラ・ホッキ・パリス氏)

パリス氏によると、農業部門の影響を除いた第3四半期GDP成長率は0.6~0.8%とのことだ。

この成長を牽引しているのが家計消費の増加で、+1.2%の伸びを示している。パリス氏いわく、家計の強い消費意欲は2%の賃金上昇、インフレ鎮静化、金利低下が影響しているとのことだ。

家計消費以外では政府支出が-0.2%で5四半期連続での減少。輸出は第2四半期から1.2ポイント上回る+4.1%で、輸入は第2四半期から3.4ポイント下回る+6.6%となった。

第3四半期のGDP成長率で注目すべきは設備投資の増加(+16.1%)だ。第2四半期から1.6ポイント増加し、2013年第3四半期以来の伸び率を記録した。

パリス氏によると、設備投資の増加は製造業、財貨・サービスの輸入分野において顕著で、建設業では変動はないとのことだ。

景気回復への期待度を示す設備投資が増加に転じたブラジルだが、政治は年金改革法案の可決に向けて正念場を迎えている。ここを乗り切れれば、企業の設備投資はさらに拡大するとみられる。

12月に入ると一気にホリデーモードで浮足立つブラジル、政治は地に足をつけて着実に進んで行くことを願うばかりだ。

(文/原田 侑、写真/Marcos Santos/USP Imagens)

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