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ヴィニシウス・ヂ・モライス生誕100年記念行事、各地で開催。
ブラジル議会でも祝賀会

オルフェウ

2013年10月19日(土)は、1913年10月19日にリオデジャネイロで生まれた詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスの、生誕100年にあたる。これを祝い、ブラジルをはじめ各地で様々な祝賀企画が行われている。

まずは誕生日に先駆けて10月14日(月)の午前中、ブラジルの上院議会では、元外務省の外交官でもあったヴィシウスの生誕100年を祝い、議員とブラジリア在住の音楽家を中心とする音楽家集う記念行事が粛々と行われたと「G1」(電子版)が報じた。15日(火)には下院でヴィニシウスとブラジルの文化に関するディベートが開催されたという。

14日(月)の上院での祝賀会では、ヴィニシウスが作詞を手掛けた有名曲、「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」や「Eu sei que vou te amar(ぼくは君を愛するだろう)」などが演奏され、上院議会はまるでコンサート会場の舞台のようだったという。また、議会の職員30名以上が参加して「Eu não existo sem você(君なしでは生きられない)」を歌ったという。

祝賀会には、ブラジリア出身ではないが、ヴィニシウスとの共作者の一人バーデン・パウエルの息子Marcel Powell マルセウ・パウエルも参加した。

「(ヴィニシウス・ヂ・モライスは)本来は、オマージュを捧げる会を毎年開催するのに値する人だと思います。私は実際に会ったことはありませんが、父から話をよく聞いていたので、会ったことがあるような気がしてなりません。でも(彼の偉大さは)言葉では表わすことができません」(マルセウ・パウエル)

マルセウは、父バーデンがヴィニシウスのことをいつも”O Poetinha”とよんでこと、とある週末に出会ったふたりはそのまま3か月にわたって一緒に曲を作り続けた、といった話がとても印象に残っているとも語ったという。

また、ブラジル各地で記念イベントが開催される。

リオヴィニシウス展

Teatro Sesi セシ劇場(リオデジャネイロ)では約200点のものが展示される「100 Anos de Vinicius」展を開催中。

17日(木)~27日(日)21h~ Centro Cultural Banco do Brasilブラジル銀行文化センター(リオデジャネイロ)では、シリーズでコンサート「Vinicius, o Poeta do Encontro」を開催する。日によって選曲がことなり、ヴィニシウスの作品を共作者ごとに紹介していく。17日と18日はバーデン・パウエル、19日と20日はアントニオ・カルロス・ジョビン、24日と25日はカルロス・リラとシコ・ブアルキ、26日と27日はヴィニシウス&トッキーニョの作品を振り返る。出演は Camila Costa カミーラ・コスタ、Natália Guimarães ナタリア・ギマランイス。

18(金)14h~ Biblioteca Juracy Magalhães Júnior ジュラシー・マガリャンイス・ジュニオール図書館(サルヴァドール)では、Paulo Chagas パウロ・シャーガスによる「Recital de violão(ヴィオラォン・リサイタル)」を開催する。

19(土)21h~と20(日)19h~には、Auditório do Ibirapuera イビラプエラ公会堂(サンパウロ)にて音楽学者 Zuza Homem de Mello ズーザ・オーメン・ヂ・メロが監督する「Saravá! 100 Anos do Poetinha」が開催される。出演は Leila Pinheiro レイラ・ピニェイロ、Bruna Caram ブルーナ・カラン、Renato Braz ヘナート・ブラス、Swami Jr.スワミ・ジュニオール、Toni Ferreira トニー・フェヘイラ、Odilon Wagner オヂロン・ヴァギネルなど。

19日(土)16h~、Biblioteca Infanto-Juvenil Monteiro Lobato モンテイロ・ロバート青少年図書館(サンパウロ)では劇と音楽のショウ「Meu tempo é quando… Tributo a Vinícius de Moraes」を開催。出演はTeatro Catarse カターシ劇場、 Coral Cênico Santa Mônica セニオ・サンタ・モニカ・コーラス。

19日(土)19h~ レストランParibar (サンパウロ)では、今年出版されたヴィニシウスが愛した料理のレシピ本「Pois Sou Um Bom Cozinheiro」からLuiz Campiglia ルイス・カンピギリア・シェフが2つの料理を提供する。

20日(日)16h~Teatro Bradescoブラデスコ劇場(ベロオリゾンチ)では、Ana Cristina アナ・クリスチーナによる子供向けの音楽劇「Histórias da Arca イストリア・ダ・アルカ」を上演する。

21日(月)21h~ Teatro Rival ヒヴァウ劇場(リオデジャネイロ)にて開催されるラジオ局主催の音楽祭「5º Festival de Música MEC AM e Nacional do Rio de Janeiro(第五回「MEC AM」&「ナシオナウ・ド・リオデジャネイロ」音楽祭 )」では、 Orquestra Lunar オルケストラ・ルナールがヴィニシウスにオマージュを捧げた演奏が行う。

日本では、19日(土)23h~ NHK FM(日本)では、ヴィニシウス・ヂ・モライスを詩人としての側面から紹介する番組「ボサノバ 最高の詩人モライス」を放送する。出演は麻生雅人、福嶋伸洋(文学者)、今福龍太(文化人類学者)、大山もも代(ヴォイス・アーティスト)。

(文/麻生雅人、写真/Globo via Getty Images(写真一番上)、Tomas Silva/Agência Brasil(写真中))
写真上は、俳優や有名人の前で左から“Orfeu da Conceição (オルフェウ・ダ・コンセイサォン)”の詩を朗読するヴィニシウス・ヂ・モライス。ピアノはアントニオ・カルロス・ジョビン(左)。コパカバーナのClube Marimbás クルビ・マリンバスにて、1956年

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http://www.firjan.org.br/data/pages/2C908CEC2D4D2930012E824A73CE3F77.htm
http://www.auditorioibirapuera.com.br/2013/10/07/sarava-100-anos-do-poetinha/
http://bijmlobato.blogspot.com.br/2013/10/musica-e-saraus.html
http://www.nhk.or.jp/fm/

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