ブラジル・サッカー展がブラジリアで開幕。2014年からはW杯ホスト都市でも巡回展示へ

2013年 12月 18日

ペレとカフー

ブラジリアのウリセス・ギマランイス・コンヴェンション・センターにて展覧会「ブラジル、ひとつの国、ひとつの心」が18日から始まることを、12月17日(火)、連邦直轄区観光局が発表した。

展示会では100以上のユニフォーム、ボール、サッカーシューズ、ゴールキーパーのグローブ、トロフィー、メダル、写真など、ブラジルのサッカーの歴史を伝えるものが展示されるほか、ビデオ映像も見られるという。

開会記念式にはスポーツ省のアウド・ヘベーロ大臣、W杯親善大使を務めているペレ、アンジェロ・ケイロス連邦直轄区知事、ルイス・オターヴィオ・ネヴィス連邦直轄区観光局、ブラジルが5度目の優勝を果たしたときの主将カフー、ブラジル観光公社のフラヴィオ・ヂーノ代表などが参加した。

「私たちのブラジルの文化の一部、そう、ブラジルのサッカーを、あらゆる人に紹介することができるこの展覧会が開催されることを、私は非常に嬉しく思います。そして、我々が作り上げる素晴らしいワールドカップを応援しましょう。最高のワールドカップになると私は信じています」(ペレ)

「このプロジェクトには3年、要しています。そして過去にブラジルで行われた展覧会の中でも最大規模になります。ほとんどの人が見たことのないような、サッカーに関するものが見られるでしょう。できれば私たちは国外でもこの展覧会を開催したいと考えています」(カフー)

「本展示会は、今回のワールドカップの規模の大きさを示すとともに、各大会ホスト都市の躍進の手助けにもなるでしょう。私たちの文化、製品、を広く知らしめ、人々や経済の発展を推進する特別な時です。ワールドカップのために行った投資は、私たちの財産となるでしょう」(アンジェロ知事)

この展覧会は1月までブラジリアで開催された後、2014年の7月までワールドカップの試合が行われるホスト都市各地で巡回展示される予定。

(文/麻生雅人、写真/Valter Campanato/Agência Brasil)
「ブラジル、ひとつの国、ひとつの心」展の開会式には元ブラジル代表のペレやカフーも参列した