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コルコバード列車、1月3日には停車トラブル。
リオ市は安全性とチケット販売方法の改革を討議

コルコバード列車2

年末年始の観光客増で混乱したコルコバード列車。1月3日(金)には、運行中の列車が故障してしまった。同日付け「G1」(電子版)が伝えている。

前日はコルコバード列車のチケットを買えない旅行客で大混雑をしていたが、この日も同様に、日昼はとぐろを巻くように大行列ができていたという。

加えて夜、電車が故障した。故障したのは、1月3日の夜19時20分ころ。コルコバードの丘の上からふもとに戻る列車が、丘の途中で止まってしまい、約120人の観光客が約2時間、立ち往生したという。下り電車が止まったことで、登り電車を待つ400人が待機して、こちらも混雑が起きた。

丘の途中は原生林の中にあり電気もないため、乗客の中にはパニックを起こした人もいたという。

コルコバード列車のサヴィオ・ネヴィス代表はバンや他の列車を稼働させて事故に対処した。乗客の輸送には消防署も出動したとのこと。代表によると、夜の10時には列車の故障は直り、コルコバードの丘に向かって観光客を運び始め、2時間立ち往生させられた乗客には運賃が返還されたという。

これらのトラブルを受けて、さすがにリオ市は動いた。

6日(月)、リオ市観光局アントニオ・ペドロ・フィゲイラ・ヂ・メロ長官、シコ・メンデス生物多様性院(ICMBio)のホベルト・ヴィゼンチン代表は会議を行い、クリストヘデントール(キリスト像)への旅行者のアクセス、とくにコルコヴァード列車に関して、話し合いが持たれたという。同日の「グローボ」(電子版)などが伝えている。

コルコバード列車には、緊急時に対応できる工具やトーチ、連絡をとれるシステムを搭載すること、列車には最低一人、メカニック担当者が同乗することなどが確認されたという。

加えて、コルコバード列車の乗車券がインターネットで前売りされていることの告知を徹底させること、当日券の販売方法の改革も議題となった。乗車時間を限定したチケットにして、決められた時間にしか乗車できないようにする案も出たとのこと。

「人々はキリスト像と展望台からの景色を見るために丘に登りますが、丘の上は1時間に約1300人の人が入れるキャパしかありません。これを超えていることが混乱の原因になっているので、人数を制限することも対処法となるはずです」(ホベルト・ヴィゼンチン代表)

「パリのエッフェル塔と同じように、人が集まれば列というものはどうしてもできてしまいます。それでも私たちは、できるだけ皆さんに、快適にコルコバード列車を利用してもらえるよう努力をします」(アントニオ長官)。

また、コルコバードの丘に続くパイネイラス通りは、2014年のカーニバルが終わる翌日の3月9日まで、朝8時から夜19時まで、一般車両の通行を制限するという。通行できるのは、バンや、ホテルに登録されている車両など、観光車両のみとなる。

近隣住人が市街地、アウト・ダ・ボアヴィスタ、シウヴェストリなどに向かう際は、パイネイラス通りを使わずに、スマレー通りを使うよう要請するという。

ICMBioのホベルト・ヴィゼンチン代表は、通行制限は、この地域の旅行者の安全性が高まると同時に、原生林などの自然がのこるパイネイラス通りの環境保全にも効果がでることを期待したと語ったという。

(文/麻生雅人、写真/Beraldo Leal)
写真はコルコバードの丘を走るコルコバード列車

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