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賃上げデモで被弾したTVバンデイランチスの映像カメラマン、病院で死去

ジャーナリスト追悼

2月8日(土)から公共バス運賃が2.70ヘアイス(レアル)から3ヘアイス(レアル)に値上げされることがアナウンスさらたことを受け、2月6日(木)にリオデジャネイロで抗議デモが発生した。

このデモの撮影を行っていたTV局の映像カメラマン、サンチアゴ・イリヂオ・アンドラーヂ(49)さんがロケット弾と思われる爆発物の巻き添えを受けて重症を負って入院していたが、リオデジャネイロの市立厚生局は10日(月)、入院中の病院で死亡が確認されたことを同日付け「G1」(電子版)などが伝えた。

事件が起きたのは、2月6日(木)。この日、デモは18時半ころにヴァルガス大統領大通りから平和的に始まったが、デモ隊は、路上のゴミの山に放火するなどして行進した後、リオデジャネイロ中央駅(セントラウ・ド・ブラジル)に集まった。

騒ぎになったのはデモ隊が同駅に入ってからのこと。1月30日に同駅で行われたデモのときと同様に、改札を占拠して乗客たちに料金を払わず、改札機を飛び越えて入場するよう即したという。

しかしこの日は軍警察の暴動鎮圧部隊も投入されており、デモ隊がプラットホームへ入ろうとした際に警官隊とにらみ合いとなり、構内の店舗が店を閉めるなど緊張が高まったという。軍警察は催涙ガスを使用してデモ隊を駅構内から追い払い、リオ市民の通勤の足でもある鉄道スーペル・ヴィアは運行したが、反面、駅の外では騒ぎが大きくなり軍警察とデモ隊が衝突、投石された石や催涙ガスが飛び交ったという。

このデモ騒動の中、TVバンデイランチスのカメラマン、サンチアゴさんが飛来した爆弾のようなものの爆発に巻き込まれ、重傷を負った。爆発はサンチアゴさんの頭のすぐ横で起こったという。

サンチアゴさんは市立ソウザ・アギアール病院に運ばれたが、頭部の骨が陥没して片耳が吹き飛んでおり、集中治療室に入り治療が続けられていた。

その後の調査で、デモ隊の発したロケット弾である疑いが濃くなっている。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
2月10日(月)、サンチアーゴ・イリヂオ・アンドラーヂさんが被弾したデモの現場。ジャーナリスト仲間をはじめ死を悼む人々が集い、花や、カメラやマイクが手向けられた

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