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アディダスが合衆国で発売したワールドカップブラジル大会Tシャツ、性的表現が問題となり発売中止に

adidas

ワールドカップブラジル大会公式スポンサーのひとつであるアディダスが、アメリカ合衆国で限定版Tシャツを発表したところ、図版やボディラインのデザインが、ワールドカップを性的なイメージと結び付けているとブラジル観光公社が指摘、25日にアディダスに正式に苦情を申し立てると、2月24日(月)付け「エスタダォン」が報じた。

その後、ブラジルではこのTシャツをめぐりSNSで論争が起こったという。論争となったのはアディダスが発売した2種類の女性用Tシャツ。セクシーなボディラインを強調した「I Love Brazil」と書かれたグリーンのTシャツと、「Lookin’ to score」というフレーズと共に水着の女性のイラストが描かれた黄色いTシャツ。アメリカ合衆国のアディダスのサイトで緑の方はは22USドル、黄色の方は25USドルで売られていた。

「Lookin’ to score」というフレーズは「目標を定めろ」と読み取れ、この言葉がビキニ姿の若い女性のイラストと共に記されていることから、性的な意味で「女性を手に入れる」という意味にも受け取れる、という指摘があったという。

「このキャンペーンは、ブラジルが守ろうとしているものとは反対の方向を向いている。ブラジル政府は性的な観光を受け入れるつもりはない。この製品には同意しかねる」とフラヴィオ・ヂーノ観光公社代表は語ったという。

騒動の翌日の25日(火)、ジウマ・フセフィ(ルセフ)大統領はツイッターでワールドカップ期間中における性的搾取との断固たる対処を宣言した。

「ブラジルは、ワールドカップで観光客のみなさんを迎えることは幸せに思いますが、同時に、売春ツアーとは戦う準備ができています」と公式ツイッターでコメント。

大統領は「政府は、子どもを性的搾取することを防ぐための対策も強化します」ともコメント、ワールドカップと2016年のオリンピックを控えて、観光省、 国家女性政策局、人権局は性的搾取と断固として戦うと述べた。

「子どもや若者の性的搾取の告発はダイヤル100へ」と、電話での告発もよびかけた。

同日付け「グローボ・エスポルチ」、「フォーリャ」、「G1」(すべて電子版)によると、SNSでが論争は広がり、アディダスは商品の販売中止を発表して回収をはじめたという。

(文/麻生雅人、写真/Reprodução/Site oficial da Adidas dos EUA)
アメリカ合衆国のAdidasのサイトで販売されていたワールドカップ限定ライン。すでに商品はサイト上からも撤去されている

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