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日本戦のあるヘシーフィ近郊のビーチ・リゾート、
ポルト・ヂ・ガリーニャスに日系家族が経営する宿があった

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サッカーW杯の日本代表第1戦(対コートジボワール)が6月14日にあるレシフェ(ヘシーフィ)から、60キロほど南下した伯国有数の海岸観光地ポルト・デ・ガリーニャ(ポルト・ヂ・ガリーニャス)で、民宿を営む日系家族を取材した。

家族全員で聖市より移り住み7年–ノルデスチという国内だが異文化な地での苦労を経て、年中観光客の絶えない常夏の人気リゾート地で経営する2軒の民宿は、常に満室に近い。北東伯では珍しい日系人ならではの苦労などについて聞いた。

「両親と二人の兄弟と夫と子どもと家族みんなで、聖市から移り住みました」と笑顔で答えたのは、娘のカジ・プリシラ・ヨネさん(30、三世)。父マリオさんは、聖市タトゥアペ出身で建設業を営んでいた。

この地を訪れたときに、重い骨髄炎を患う母の症状が和らいだことから、家族での移住を決断したのだという。

「治ることのない病。体の痛みが激しいときに薬を服用するけど、温暖な気候がとても合っているみたいで、ここへ来て薬の量も減らすことができた」とうれしそうに語る。

プリシラさんはこの地に移り住む前の2年間、夫と共に長野県でプラズマテレビをつくる工場で働いていたが、「日本語はダメ」と笑う。帰伯してすぐに民宿を開く準備をしていた父を追って、ポルト・デ・ガリーニャで新生活をはじめた。

ほとんど日系人が居ない地での生活について聞くと、「食文化の違いはもちろんだが、日系人がよほど珍しいのか、“日本人なんて映画でしか見たことないわ”とよく言われる。出かけた先で、周りに少年たちが群がって騒ぐので、『O Que?(何?)』って話しかけたら、『しゃべった!』とびっくりされたこともある」と数々の逸話が出てきた。日系人の多い聖州ではありえない光景だ。

そんな実体験もあり、日系人がこの地で観光業を営むには偏見があると感じ、2軒の民宿は「ポウザーダ・トロピカル」「ポウザーダ・ハジアンチ」と、あえて日系色を排した命名をした。

人気の高い伯国有数の海岸観光地だけに、1年を通じて客が絶えない。記者が訪れたのは平日だったが「満室」の張り紙が掲示されていた。

宿泊客に尋ねると「清潔でサービスがいい」と誉める。そんな評判もあってか「W杯試合抽選会のわずか1時間後から、ネットを通じて日本からの予約がドッと入ってきて驚いた」とプリシラさんは語る。どこから聞きつけたのか、すでに日本戦のある日程は予約で満室だという。

「日系家族経営だとは、今まで広報してこなかったので知らずに予約しているのでは」という。

日本から何も知らずに常夏のポルト・デ・ガリーニャへ来たら日系民宿だった――とは確かにホッとするかもしれない。

ポウザーダ・トロピカル(www.portotropical.com.br)
ポウザーダ・ハジアンチ(www.pousadaradiante.com.br)

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Divulgação/Empetur)
ペルナンブッコ州ヘシーフィ市から約1時間の距離にあるポルト・ヂ・ガリーニャス

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