ベロオリゾンチで現代アート三昧(1)「カーザ・ド・バイリ」

2014年 03月 31日

パンプーリャ

ブラジル南東ミナスジェライス州の州都は、ベロオリゾンチ。ワールドカップの開催都市のひとつで、サンパウロ、リオ、サルヴァドールに次ぐ大都市です。観光で言うなら、世界遺産の古都、オウロプレトの玄関口として知られています。

が、実は、ミナスジェライス州はオウロプレト以外にも現代アートや建築好きなら堪らない見所があるのです。

まずは、ベロオリゾンチ市ですが、こちらブラジリア同様、オウロプレトから州都を遷す際に、「美しい地平線(ベロ・オリゾンチ)」が見渡せる何もない高原に造られた計画都市。当時ベロオリゾンチ市長であったクビチェック(クビシェッキ)(後に大統領となり、ブラジリア遷都を実行)の依頼で、若きオスカー・ニーマイヤーが、パンプーリャ湖畔の開発計画に携わりました。

そのため、ブラジリア程の規模ではありませんが、周囲18kmの湖畔に、カジノ(現パンプーリャ美術館)、ヨットクラブ、ダンスホール(Casa do Baile現Centro de Referencia de Arquitetura, Urbanismo e Design)、サンフランシスコ・ヂ・アシス教会など、ニーマイヤーの初期建築群を見ることができます。

casadobaileB

元カザ・ド・バイリ(ダンスホール)は、当時のエリートの社交場でした。この夜のような満月の下、着飾った男女が談笑したのでしょうね。

「Casa do Baile カーザ・ド・バイリ」
開館:火~日、9時~18時
住所:Av. Otacílio Negrão de Lima, 751 – Pampulha CEP: 31.365-450 – Belo Horizonte – MG
アクセス:Ônibus(バス) 5401番
Tel: (31) 3277-7443 / 7971 (FAX)
e-mail: cb.fmc@pbh.gov.br

(写真・文/東リカ、取材協力/クイックリートラベルhttp://www.quicklytravel.com.br/)