2014年 04月 14日 00:17
リオデジャネイロ市警備局は、マラカナンスタジアムの周囲に配備する軍警察官を70%増員すると発表したと、4月10日付け「エザミ」が報じた。
2013年のコンフェデレーションズカップ時の1,350名に対し、今回のワールドカップは2,372名が配備されるという。
昨年のコンフェデの試合中、スタジアムの外でバスの運賃値上げなどに抗議するデモ隊と警察が衝突し、催涙ガスの匂いがスタジアム内にまで侵入してしまったことを踏まえ、リオ警察は特殊警察隊の創設を発表、大規模なイベントに向けて準備を進めていた。
そのほか、ワールドカップ期間中は156名の外国語対応可能な警察官を配備し、外国人観光客の対応に備えるという。
警察官の総動員数は、予備警察官を加えれば2,580人にのぼるといい、期間中はリオの安全を守るため、休み返上で出動するという。万全の体制をアピールするリオだが、まずは大きな暴動や混乱が無いことを祈りたい。
(文/柳田あや、写真/(Tânia Rêgo/Agência Brasil)
写真は2014年3月27日、マラカナンスタジアム。地元組織委員会(COL)がスタジアムの現場作業スタッフを訪問した
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