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モトタクシー運転手が流れ弾の犠牲に。地元住民の抗議デモおこる

クンプレクソドアレマォン

5月27日(火)、リオデジャネイロのコンプレクソ・ド・アレマォン地区で働くモトタクシーと呼ばれるバイクタクシーの運転手カイオ・モライス・ダ・シウバ(20)さんが、抗議デモが行われている中で、銃弾に当たって亡くなった。

この事件を受けて、29日(木)に元タクシー運転手による新たな抗議デモが行われたと現地メディア(「オ・グローボ」「R7」5月29日づけ)などが報じている。デモは、事件の厳密な解明や公正な裁判を行うことを訴えた。

この日、カイオさんはカジュー墓地に埋葬され葬式が執り行われたが、葬式が終わった後にデモが行われた。2時間ほど、イアタラレー街道からイタオカ大通りにかけて交通が麻痺したが、夕方18時半ころには通常とおりにもどったという。カイオさんには妻とふたりの子供がいたという。

27日(火)、コミュニティでは住民やモトタクシー運転手たちによるデモが行われており、UPPの検察官たちはデモを見守りながら行進についていっていた。デモは、麻薬取引に関わっているとされて逮捕されているホマーリオ・モライス・ダ・シウヴァの無実を訴え解放を求めるデモだった。

カイオさんの死因は、同地区にあるファヴェーラのひとつノヴァ・ブラジリアで流れ弾に被弾したとみられているという。

軍警察によると、最初に銃弾が撃ち込まれたのはコンプレクソ・ド・アレマォンの内側からで、警察の車両が被弾したという。銃撃戦が起きて、カイオさんも被弾、軍警察に助けられたが命を落とした。もうひとり地域住民のファウスロ・ソブラウ(56)さんも足に銃弾を受けたが、こちらの検証は現在おこなわれている最中とのこと。

文民警察の殺人課によると現在11名の証言をとっており、内8名は軍警察官とのこと。29日(木)には新たな証人の聞き取りも行われた。

ホマーリオさんについては、文民警察によると、通称“2D”とよばれる麻薬密売人エドゥアルド・フェヘイラ・ヂ・オリヴェイラの右腕であり、ノヴァ・ブラジリアでの破壊行為に加担していた一人だと見なされているという。

(文/麻生雅人、写真/Marcello Casal Jr/ABr)
銃撃事件の舞台となったコンプレクソ・ド・アレマォン地区

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