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W杯開幕戦当日もブラジル各地でデモ。
サンパウロではジャーナリストも怪我

サンパウロ、デモ、ワールドカップ開幕日

6月12日(金)ワールドカップ開幕の日、ブラジル各地で小規模ながらデモやストが行われたが、サンパウロでもいくつかの抗議行動が行われた。現地メディア(「G1」同日づけ、電子版など)が伝えた。

旧市街区では、尊厳ある住宅のための闘争運動(MLPD)のメンバーが行進。リベロ・バダロー通りからお茶の水橋を通って市役所の方向へ行進した。行進には軍警察が同行、デモ自体は平和的に行われた。

軍警察によると、サンパウロではこのほかにも計3カ所で抗議運動が行われ、計約730名が運動に参加したという。そのうち31人が逮捕され、6人が怪我を負ったという。怪我をしたうちの4人はジャーナリストだった。

他の3つのデモは、市の東部で起った。ひとつは地下鉄カハォン駅近くのアプカラナ通り、ひとつはタトゥアペー地区のセーハ・ド・ジャピ通りで起きた。その後タトゥアペーの地下鉄構内でブラックブロックも加わった抗議運動が行われた。

カハォン駅に集まったのは約20人のW杯への抗議デモ集団。警官約100名が集団に付き添った。Facebookでの呼びかけでは約10200人が参加を申告していたという。次第に参加者が集まってきて、スタジアムに続くハジアウ・レスチ大通りから遠ざかるよう警官が呼びかけたことからいざこざが起き始めた。

軍警察の機動隊とデモ参加者の間で10分ほどいざこざが続いたため、10時40分頃カハォン駅は駅の入口を閉じざるを得なかった。

催涙ガスやゴム弾を使い集団を解散させようとしたが、強硬に反対したハファエウ・マルキス・ゥースヴァリギ(29)さんが逮捕された。

警察はアプカラーナ通りから集団を遠ざけようとして、集団はセーハ・ド・ジャピ通りへ移動。そこにいた別の抗議運動を行う学生たちと合流、道路を封鎖しようとしたことから、またも軍警察がガス弾などを使用したという。

混乱の中、最低でも5名のジャーナリストが怪我を負った。けが人の中にはブラジルCNNのシャスタ・ダーリントン、ネットワークのプロデューサーであるバーバラ・アルヴァニチヂス、SBTのカメラアシスタント、ドウグラス・バルビエリなどがガス弾によって怪我をした。ドウグラスさんは顔にも怪我を負ったが手当をしながら取材を続けたという。

アソシエイテッド・プレスの記者でアルゼンチン人のロドリゴ・アブヂとフランスのTV記者は足に怪我を負った。

「スタジオに向かう道のハジオ・レスチがブロックされると交通が麻痺するほか地下鉄にも乗れなくなってしまうため、軍警察はこれを阻止するしかなかった。話し合いにも応じてもらえなかったのです」とベネヂット・ホベルト・メイア大佐は語った。

デモ集団の一部は地下鉄タトゥアペ駅方向に向かい、同駅は14時から16時40分頃まで閉められた。

市の西部バーハ・フンダでは、州立パウリスタ大学のそばで、覆面をしていた人やポケットナイフを所持していた人など約30名が逮捕されたという。

(文/麻生雅人、写真/Oswaldo Corneti/Fotos Públicas)
写真は6月12日、サンパウロ市旧市街区で行進する尊厳ある住宅のための闘争運動(MLPD)のメンバー。こ地らのデモは平和的に行われた

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