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ピンク色のキリスト像は女性を暴力から守るシンボル

キリスト像 ピンクライトアップ

8月7日、マリア・ダ・ペーニャ法が裁可されてから8年が経った。現地メディア(「G1」同日づけ)が伝えている。

ルーラ政権時代の2006年8月6日に裁可された同法は、ドメスティック・バイオレンスから女性を守るための法律。暴力事件と闘った実在の女性の名前が冠されている。

法律ができて以降、ブラジルからドメスティック・バイオレンスが無くなったわけではないが、多くの女性に、社会的な保障を受ける機会をもたらしてきた面もある。女性のための警察署や保護施設など、ドメスティック・バイオレンスから女性を守るサービスが国中に広まった。

今後もブラジルではこれらのサービスが増加していくだろうと「G1」は記している。同メディアによるとブラジルでは4分に1人の女性が暴力を受けているとのこと。

この8年間の間で、相談センターは92から231、居住も可能な保護施設(いわゆる駆け込み寺のような存在)は62から78、女性のための警察署は328から500、簡易裁判所は19から100に増えたという。

20%の女性は、はじめて暴力を受けた時点で相談している。保護要請は8年間で37万件にのぼった。自分が実際に暴力を受ける前に兆稿に気づいた段階で相談する女性も少なくないという。

もっともよく利用されているのが、180番への電話。かかってくる相談の約42%が命にかかわる内容だという。

ある女性は、元夫に、彼女の子どもと共にナイフで脅され監禁されて“生き埋めにする”と脅されたという。助けを求めて警察に保護された。

これらのサービスは物理的、精神的な両面で多くの女性たちをサポートしている。女性たちを勇気づけ、自らの手で暴力を受ける負のサイクルから脱するための手助けをしてきた。多くの場合、相談する前よりも、本人にとって良い結果をもたらしているようだ。

「まるで牢屋に閉じ込められていた状態から解き放たれたようです。自分で自分を解き放ったような気分です」と、相談した女性の中の一人は語っているという。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
8月7日、リオデジャネイロ。マリア・ダ・ペーニャ法8周年を記念して、キリスト像がピンク色にライトアップされた

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