2016年リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックのトレードマーク公表される

2014年 08月 6日

リオ2016

8月5日(火)、2016年リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピック組織委員会は、2年後に開催される2016年リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピック(以下、リオ2016)のトレードマークを公表した。

活気に満ちて、多様な文化を持つリオデジャネイロを表わしたというこのデザインは、リオの都市景観の特性とブラジル人の多様性にインスピレーションを得てデザインされたという。

リオ2016のブランド・ディレクター、ベッチ・ルーラさんによると、このデザインにはリオの情熱と変革のエッセンスが込められているという。

このトレードマークは、イベントをお祭り気分で盛り上げ、観客全員が忘れられない体験ができるように、という願いを込めて作られた。全ての競技施設や都市のさまざまな場所を飾ることになるだけでなく、ユニフォーム、入場券、ライセンス商品、ショップなどにも使われる。

マークは、リオ2016のブランド管理部署とデザインスタッフが共同で作り上げた。

デザインのプロジェクトには約1年が費やされ、デザインのために歴史的、文化的な側面、リオデジャネイロが抱くブラジルのアイデンテティ、地域の景観や写真に残された景色などが研究された。同時に、ベロオリゾンチ、バイーア、サンパウロ、ブラジリアという4つの都市も参考に研究されたという。

プロジェクトの担当チームによると、観光客の想像力を掻き立て、ブラジルを再発見してくれる事を期待しているとのこと。

リオのあふれんばかりの自然のと暖かさに触発されたデザインは、有機的で、アブラッソ(ハグ)のように包み込むイメージでもあるという。

リオ2016 デザインチーム

(文/麻生雅人、写真/Rio 2016/Alex Ferro)
写真下はトレードマークを披露するデザインチーム