ブラジルでは依然、フェイスブックが人気。インターネット利用者の8割が利用

2014年 08月 29日

ルーラ元大統領

ブラジルではインターネットユーザーの8割がフェイスブック(FB)を利用しており、毎日のアクセス数は世界平均より多い事が判った。

コンサルタント会社のeMarketerが発表した第2四半期のデータによると、ブラジルのインターネットユーザーは1億770万人で、毎月FBを利用する人は8900万人に上るという。全世界のFBユーザーは13億2千万人だ。

ブラジル人で毎日FBを利用する人は5900万人で、FBユーザー全体の66.3%。全世界のFBユーザーで毎日利用する人は8億2900人で62.8%だから、ブラジル人がFBにアクセスする頻度は世界平均以上という事になる。

FBへのアクセスは、タブレット型端末やインターネット接続が可能な携帯電話といった移動端末の普及によって益々頻繁になってきており、今後も利用に拍車がかかりそうだ。

4月から7月にかけての統計によると、全世界では移動端末によってFBにアクセスする人が6800万人いた。

ブラジルでは移動端末を使ってFBにアクセスする人が4100万人おり、1年間で105%増えた。この数は毎日FBを利用する人の69.5%に及んでおり、好きな場所で好きな時にFBを利用するという形態が定着してきている事を示している。

移動端末を使ってFBにアクセスする人が増える傾向はこれまでの調査でも明らかになっており、FB側も異なったアプリケーションを使ってFBを利用できるようにするための特別なチームを結成している(23日付「エスタード」紙より)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Ricardo Stuckert/Instituto Lula – 16/07/2014)
政治家も積極的に利用。ルーラ元大統領は7月16日、フェイスブックの友達が100万人を超えた