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サッカーの王様ペレ、サッカーにおける人種差別野次への対応について発言

ペレ

リオデジャネイロ北部のモーホ・ダ・ミネイラで9月10日(水)に行われたスポンサーイベントにサッカーの王様ペレが出演。

8月28日のポルトアレグリでの、サントスのGKアラーニャに対する人種差別野次について言及したと、現地メディア(「グローボエスポルチ」9月10日づけ)が報じた。

ペレは、人種差別と戦うことを重要としつつも、観覧席からの「サル(猿)」という野次に対するアラーニャ選手の態度についても非難したという。

「アラーニャはあの時サポーターに抗議していました。もし私がサルと言われるたびに試合をストップしていたら、全ての試合がストップします。サポーターはいつも叫ぶものです。我々は人種差別を抑制しなければいけませんが、公共の場では自身も抑制しなければいけません」(ペレ)

選手が人種差別行為に反応することが、差別行為の助長にもつながると語った。

「サントスにはこれまでにも、ドルヴァウ、コウチーニョ、そしてペレ。黒人がたくさんいました。我々は野次に怒りを感じていましたが、いちいち相手にしなかったため、争うことはありませんでした。選手が反応すればするほど、より多くの人種差別が生まれることも起きうるのです」(ペレ)

王様はまた、ワールドカップブラジル大会でのセレソンの大敗についても、初めて話したという。多くのブラジル人にとってそうであるように、チームの敗北は彼にとってもまだ新鮮な記憶のようだ。

「ワールドカップで何が起こったのか、私が説明する必要はありません。それは災いだったのです。我々は別の結果を期待していました。しかし、これもサッカーなのです。残念ながら、それは我々にとってネガティブな驚きでした」(ペレ)

ミネイラ地区コミュニティのサッカーグラウンドの改革の重要性について語る記者会見のなかで、ペレは泣きながら語ったという。

ワールドカップでのセレソンの問題の一つは、全ての責任をネイマールに背負わせたことだと語る。ブラジルはバルセロナの10番のユニフォームを着るような、高レベルの選手を他にもっと必要だという。

「ネイマールだけではワールドカップで優勝できません。彼はサントスが育てた素晴らしい選手ですが、我々は優勝のために、他の素晴らしい10番を必要としています」(ペレ)

王様の声が、今のセレソンを動かしてくれることを願いたい。

(文/柳田あや、写真/Getty Images)
写真は4月、ニューヨーク。アップルストアのイベントに出演したペレ

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