カテゴリ : エンターテインメント 社会
2014年 09月 16日 04:23
今月(9月)発行の女性ファッション誌「ヴォーグ」の別冊付録「ヴォーグキッズ」に、ビキニ姿の未成年の少女が艶かしいポーズをとって写っている写真などが掲載されたことで、インターネット上で批判が起こっている。
同誌には写真では少女が横たわっていたり、足を広げていたりする写真が何点か混じっており、抗議の声は11日に連邦検察庁、州検察局、連邦警察にも届いた。関係機関は調査に入る意向だ。
ヴォーグ誌はこの件に関しては「知らされていない」とし、何もコメントしていない。
今回の件で同誌を非難している団体の一つの児童人権保護団体「アラーナ」の心理学者ライス・フォンテネーレ氏は「少女たちを意図的にアダルト化したもの」と批判している。
女性人権保護団体「アルテミス」の一員のアナ・ルシア・ケウネッキ弁護士は、「これらの写真はいくつもの点で子供青年憲章(子供と青少年の保護を定めた法的枠組み)の条項を侵害している」とし、続けて「少女達は明らかに無防備で被害を受けやすい立場にあり、写真掲載はたとえ親の許可を得ていたとしても倫理に反している」と述べた。
これらの告発を受け、労働検察局が12日、グローボ社に対し、ヴォーグキッズの販売を禁ずる暫定令を発令した。
「アラーナ」のライス氏は、少女達が衣類の宣伝を行うことは児童・青年の人権国家審議会(CONANDA)も禁じている行為だと明言した。CONANDAは大統領府人権局傘下の機関で、子供を対象とした宣伝・広告活動を禁じている(12、13日付フォーリャ紙などより)。
(記事提供/ニッケイ新聞)
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