元・中日ドラゴンズ選手、瀬間仲ノルベルトさんが売るパステウ。サンシャインシティ「フェスタ・ド・ブラジル」お店紹介(18)

2014年 09月 14日

瀬間仲ノルベルト

9月12日(金)からサンシャインシティで始まった「Festa do Brasil 2014」。

数ある店の中のひとつに、「Kansha Group」という一風変わった名前の企業が出店している。

「Kansha Group(感謝グループ)」は2002年から、日系ブラジル人が多く生活していることでも知られる群馬県を拠点に活動、ブラジルのさまざまな料理を移動販売している。

今回、「フェスタ・ド・ブラジル」で販売しているのは、牛挽肉、鳥肉、チーズ、ヤシの新芽(パウミット)などの具を、パイ生地に包んで揚げたスナック、パステウだ。

同店はこの夏、代々木のブラジルフェスティバルや、五反田ブラジル祭りに出店。東京方面にも積極的に活動をしはじめた。

「代々木のフェスティバルは大きなイベントなので出店するのは少し勇気が入りましたが、より多くの人に、美味しいブラジルの食べ物を届けたくて、今年、出店をきめました」と、同店の瀬間仲さんはいう。

「日本に来てからもう10年以上になりますが、シュハスコ以外で、ブラジルの食べ物を日本の人たちが美味しくきちんと食べられる場所がまだまだ少ないと感じていました。いろいろ考えた結果、パステウならきちんと美味しいものを作って売ることができると思いました。味に一番、こだわって作っています」(瀬間仲さん)

実際、「Kansha Group(感謝グループ)」のパステウは、素材の味が素直に味わえて、パイ生地とも相性良く、あっさり感じられて美味しい。パステウのサイズは大きめなのに、具もしっかり入っている。

ハムチーズ、牛ひき肉、チキンマヨをすべて入れたスペシャルは特大サイズのパステウを食べてみた。量はしっかりと食べ応えがあるが、家庭料理のような素朴な味で、あっさりしている。また食べたいと思った。

実はこの瀬間仲さん、日本の高校野球~プロ野球の世界で活躍した、ブラジル出身の野球選手だった(次ページへつづく)。

(写真・文/麻生雅人)
サンシャインシティ「ブラジルマーケット」11:00~20:00、入場無料

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