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第47回ブラジリア・ブラジル映画祭、最優秀賞賞金をファイナリスト監督たちが公平に分配

ブラジリア・ブラジル映画祭

9月16日(火)からブラジリアのシネブラジリアで開催されていた第47回ブラジリア・ブラジル映画祭が23日(火)、閉幕した。閉会式の模様を現地メディア(「G7」23日づけ)が伝えている。

ブラジル映画界を代表するふたりの巨匠グラウベル・ホッシャとエドゥアルド・コウチーニョに捧げられた今回の映画祭は、政治色の強い作品が目立つ回となった。グラウベル・ホッシャとエドゥアルド・コウチーニョもまた、政治的メッセージを強く発信する作家だった。

オルランド・セナ審査委員長は最優秀作品賞として「Branco Sai. Preto Fica ブランコ・サイ、プレット・フィッカ(白人は外、黒人は内)」の受賞を発表したとき、「今回のブラジリア映画祭は例年以上に政治色が強くなっています」と語った。

「ブランコ・サイ、プレット・フィッカ(白人は外、黒人は内)」を監督したのは、ブラジリアの衛星都市シネランジアの映画を中心とする文化団体シネランジア映画集団(CeiCine)のメンバー
でもあるアジルリー・ケイロス。この映画はブラジリアの中心からはじき出された人たちによる”復讐の物語”のようだ、と語った。

映画はサイエンスフィクションとドキュメンタリーがミックスしたような造りになっており、富裕層が暮らすブラジリアから貧困層を排除する、連邦直轄区の中にある”アパルトヘイト”のような環境に対する叫びが込められているという。

またアジルリー監督は賞金として授与された25万ヘアイス(レアル)=約1130万円(1ヘアウ(レアル)=45.147296円で換算)を映画祭のコンペティションの長編映画の部門でノミネートされていた他の5人の監督と分配した。監督たちは、優勝者が決まる前に、誰が1位になっても賞金は皆で分け合おうと決めていたという。

「今回、2014年のブラジリア映画祭のキュレイターはとても勇気があったと思う。ノミネートされた6人の監督は全員が政治的なメッセージを打ち出していた。政治的な問題は、映画、私たち、賞などより、何よりも重要です」(アジルリー監督)

「ブランコ・サイ、プレット・フィッカ(白人は外、黒人は内)」ではDJマルキン・ド・トロッパが最優秀男優賞、デニッシ・ヴィエイラが美術賞を受賞した。

(文/麻生雅人、写真/Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)
第47回ブラジリア・ブラジル映画祭。写真は9月16日に行われたオープニングセレモニー

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