ブラジル代表、北京でスモッグとも戦っていた

2014年 10月 14日

北京のセレソンブラジレイラ

ブラジルは10月10日(土)、北京で長年のライバル、アルゼンチンと対戦、2-0で勝利を収めた。

新監督ドゥンガ率いるブラジルはヂエゴ・タルデッリの2ゴールで勝利を手にしたが、高いレベルのスモッグが蔓延した北京でのゲームは両国チームにとって悩みの種だったようだ。スポーツライターによるブログサイト「ブリーチャーレポート」でスポーツライターのアレックス・リヴィ氏が記している。

「両方のチームのためにも悪い」とドゥンガ監督はキックオフ前にも語ったという。光化学スモッグは、両チームともに主力選手も含めて途中交代を余儀なくされた。

試合前から、メッシは練習で咳をしており、ブラジルのロビーニョは「息が普通にできなくて喉が渇く。たき火のそばにいる感じだ」、フィリッピ・コウチーニョも「空気が変、かなりほこりっぽい」と語っていたという。

アルゼンチンは試合開始早々から、W杯代表でもあったエンジェル·ディ·マリアが深いポジションから突き進んでシュートを試みるなど、鋭いスタートを切ったが結果はブラジルに傾いた。2得点を決めたヂエゴ・タルデッリは、ドゥンガ監督は2009年から代表に選ばれるべき選手の一人だと考えていたという。

(文/加藤元庸、写真/Rafael Ribeiro/CBF)
写真は10月10日、北京。鳥の巣スタジアムでトレーニングするセレソンブラジレイラ