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北東部における風力発電の成功事例に注目集まる。渇水からの電力不足を背景に

リオグランヂドノルチ風力発電

ブラジルの電力供給源で最も比率が高いのは水力発電である。そのため、昨年来の異常渇水により、多くの地域で節水と節電が義務付けられ始めている。

そんなブラジルにも、電力不足と無縁の州がある。北東部のリオ・グランヂ・ド・ノルチ州だ。

TVグローボが1月31日、番組「ジョルナウ・オージ」で報じたところによると、同州の主要な電力供給源は風力発電で、発電所は州内の電力需要をすべてまかなって余るほどの電力を供給しているという。

立ち並ぶ風車は今や北東部の風景の一部となっている。

同州内には67か所の風力発電用地があり、ある発電用地には106基の風車が回っている。風車は風向きによって最大の風力が受けられるよう自動的に向きを変える。州内の平均風速は約40キロ、風力発電用地1か所につき15万世帯の電力需要をまかなうことができるのだとか。

ブラジル国内で風力発電は決してメジャーではないが、昨今の渇水以降、注目が集まりつつある。

実際、風力発電の技術は日々進化しており、今後成長が見込まれる分野だといわれている。今の技術水準では5.8ギガワットが限度だが、8年後の2023年には約4倍の22ギガワットの発電が可能になるという。

現在、発電事業において風力発電が占める割合は4%だが、電力供給手段の多様化の波に乗って8年後には11%にまでシェアを拡大すると見られている。

風力発電のメリットは何といっても発電の過程で環境汚染が発生しないという点だ。また、風力発電事業により、州全体で2万4千人分の雇用が生まれた。以前は農業で天気に左右されながら不安定な生活を送っていた人々が今は電力技術者など、風力発電事業で安定した雇用を得ている。

風力発電の専門知識を持つ人材の不足を補うため、州政府は3年前、再生可能エネルギーについての研究・訓練プログラムを開始した。今年3月、第1期生が全過程を修了する。

修了予定の学生は言う。「修了後、いい給料の仕事に就けるのは重要だが、もっと大事なのはちゃんとした知識と資格を得られることだ」

(文/原田 侑、写真/Divulgação)
写真はリオ・グランヂ・ド・ノルチ州の風力発電システム。TVグローボの「ジョルナウ・オージ」は日本ではIPCTV(グローボ・インターナショナル)(080-3510-0676 日本語対応ダイヤル)で放送中

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