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サンパウロでATM強盗が急増中

ATM強盗

ここ数年でブラジルの大都市では空港やショッピングセンターのみならずガソリンスタンドなどでも見られるようになったATMだが、このところATMをターゲットにした強盗事件が急増しているという。

TVグローボが番組「ボン・ヂーア・ブラジル」で2月6日付で報じたところによると、ATM強盗は今年に入ってサンパウロ大都市圏で21件発生しているという。

6日早朝にもサンパウロ中心部から30キロメートル離れたコチア市にある工業団地で強盗事件が発生した。

犯人グループは3台の車でやってきて、工業団地入口ゲートの警備員に銃を突き付けて入り口を突破した。午前2時ごろのことだった。犯人は工業団地の中にある建物に侵入してATMを爆破し、中の現金を盗んだ。ほどなく警察が駆けつけたがその時現場には誰もいなかったという。

被害に遭ったのはブラデスコ銀行のATMで爆破の音は1.5キロ以上先まで聞こえたという。犯人グループが使用した爆破装置には相当な威力があったと推測される。

今週に入ってからもATM強盗は5件発生しており、うち2件はガソリンスタンドで発生している。

昨日の朝のスタンド強盗のケースでは、10人ほどの犯人グループがスタンド内のコンビニエンスストアに押し入った。現場はイビラプエラ公園の近くで、軍警察詰所から200メートルほどの地点だった。従業員は全員無抵抗だったため死者・負傷者はいなかった。

爆破の音を聞いて駆け付けた警官は無線で応援を呼び、犯人と警官隊の銃撃戦が始まった。犯人は未だ逃亡中だ。犯人グループが途中で乗り捨てた車は盗難車で、車体にはいくつかの弾痕があり、車の内側には大量の血痕が残っていたため、銃撃戦で犯人グループの少なくとも一人は負傷したとみられる。警官側に負傷者はいなかった。

サンパウロ大都市圏でのATM強盗件数は2013年で106件、2014年で134件、そして今年に入ってから2月5日までで21件となっている。

ガソリンスタンド経営者協会は2年前からスタンドの敷地内からATMを撤去するよう勧めていた。強盗が使用する火器類がガソリンに引火した場合、被害はスタンドのみならず広範囲にわたって甚大な被害をもたらすからだ。

「たとえ顧客にとって利便性の高いものであっても、万が一の時のリスクが大きすぎる。ATMの撤去は今や緊急の課題だ」(ガソリンスタンド経営者協会責任者)

銀行協会いわく、ATMのような銀行の外にある設備については十分な法整備がなされていないため、政府、警察、司法の連携のために動いているところだという。

サンパウロ州公安局は過去12か月間でATM爆破強盗に関与した疑いで173人の容疑者が逮捕されたと伝えている。

(文/余田庸子、写真/Reprodução/Bom Dia Brasil/TV Globo)
写真は破壊されたATM、「ボンジーア・ブラジル」より。「ボンジーア・ブラジル」はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで

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