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ミック・ジャガーの伝記本、ブラジルで書き換えられる

ルシアナ・ジメネス

ミック・ジャガーといえば、世界最大級のロックバンド、ローリング・ストーンズのヴォーカリストとして有名だが、ブラジルではもうひとつ有名な理由がある。

それは、彼が1999年にブラジル人女性でテレビ司会者のルシアナ・ジメネス(ルシアーナ・ジメニス)を妊娠させたことだ。ミックといえば、1960年代からショービジネス界随一のプレイボーイとして有名だったが、この一件で彼は妻のジェリー・ホールと離婚し、ルシアナ(ルシアーナ)の名も世界中に知られるようになった。

そのことに関しては、2012年にアメリカ(合衆国)で発売されたミックの伝記「ミック~ザ・ワイルド・ライフ・アンド・マッド・ジニアス・オブ・ミック・ジャガー」にも記されているのだが、最近発売されたばかりのこの伝記のブラジル語版が現在問題となっている。

それは、ルシアナ(ルシアーナ)とミックの関係に関して、アメリカ(合衆国)版の記述と違う内容が書かれていたからだ。

たとえばルシアナ(ルシアーナ)の母親に関する記述は、元のものが「ポルノ女優だった」であったのに対し、ブラジル版は「女優だった」と書き換えられている。

そのほか、ミックとルシアナ(ルシアーナ)が「犬小屋で性行為を行った」との記述では、「犬小屋」の文字が消されて、ただ「関係を持った」とされた。また「ルシアナ(ルシアーナ)はミックの子供欲しさに避妊をしたふりをしてだました」との記述は削除されている。

その他、南米の女性に関する蔑視表現や慰謝料の額などが訂正されてもいた。

これらの書き換えに関し、原作者のクリストファー・アンダーセン氏は遺憾の意を表した。同氏は「ブラジルでは主人公の許可なしの伝記が禁止されたと聞いて驚いた(そのような運動は起こされたが、実際には禁止になっていない)。私はこれまで45年で33冊の本を書き、有名人の多くは現実逃避をし、何年もの間、嘘をつき続けてきたことを突き止めて真相をあかしてきたというのに」と不満を露にしている。

一方、ルシアナ(ルシアーナ)は、この伝記に圧力をかけたことは否定しているが、「嘘や中傷には対抗したい。ミックと関係を持ったことや、彼との関係はあの頃も今も良好なこと、15歳になったルーカスは彼との間に出来た実であることなどは真実だけど、嘘の記述や真実を曲げた内容に対しては声を上げていくわ」と語っている。

ミックとルシアナ(ルシアーナ)はわずか8カ月の恋愛関係しかなかったが、ミックはルーカス君の父親であることは認めており、13年のサッカーのコンフェデ杯や14年のW杯でブラジルを訪れた際は、ルーカス君と試合を観戦する姿も見られている。

アンダーセン氏は、過去にマイケル・ジャクソンやマドンナ、ビル・クリントン大統領夫妻、バラック・オバマ大統領夫妻などの伝記を書いた作家としても有名で、本国では度々ベストセラーも記録しているが、同氏の著書がブラジルで発売されるのはこれがはじめてだった。同氏の作風はタブロイド紙風であることでも知られている(12日付フォーリャ紙より)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/divulgação)
2014年、グローボ系メディア「エクストラ」は、出版社がルシアーナ・ジメニス(写真)と弁護士と話し合いが行われた後、数カ所の記述が変更されたと報じた

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