ブラジルの小規模事業数は950万、GDPの21%に。給与所得の40%を創出

2015年 02月 11日

セブラエ ビジネスフェア

TVグローボが2月7日、番組「ジョルナウ・オージ」で伝えたところによると、2月7日から4日間、ブラジル中小零細企業支援機構(SEBRAE)が主催する個人事業主向けのビジネスフェアの2015年版が開催された。4日間で8万5千人の集客が見込まれたとのこと。

入り口では白衣を来たピエロ「ドトール・ダ・アレグリーア(ごきげんドクター)」が出迎えるという趣向が凝らされた。これは、今回のフェアからはじまった新しい試みに合わせた演出だ。

今回から設けられた新しいコーナー、「起業家クリニック」では来場者に対するサービスとして「総合診断」を行う。来場者は財務・マーケティング・経営・人材管理等、SEBRAEの職員からの質問に答えて事業について診断してもらうというもの。

総合診断をうけた来場者のカルロス・セーザル・コエーリョさんはマーケティングに強みがある一方で、経営、財務に改善の余地がある、と診断された。

もう一人の来場者、マリア・ダス・グラッサス・バターリャさんは最近ショッピングサイトを立ち上げたばかりで、今のところ特に問題は表面化していないが、問題が起こると困るので予め見てもらったのだという。

フェア会場には経営に関する個別具体的なアドバイスを受けられるコーナーも。パネルディスカッションに参加した後にSEBRAEの職員が個別に相談を受ける時間が設けられた。

ブラジルの小規模事業の数は950万、GDPの21%にあたる。雇用の面では働き口の52%、給与所得の40%は小規模企業から創出されている。

「企業家精神は国の発展において欠かせません。起業家こそが多くの雇用と富を生み、循環させ、人々の生活の質と社会を向上させていくからです」(ヘナート・フォンセッカ ブラジル中小零細企業支援機構(SEBRAE)サンパウロ支局責任者)

来場者のハファエウ・フェヘイラさんは5か月前にパーティサービス業を始めたばかりで、この日はSEBRAEのコンサルティングを受けながら法人化の手続きするためにやってきたという。

書類に記入し、身分証明書などいくつか書類を提出し法人登録は完了し、その場でCNPJ(法人納税者番号)が発行された。

「お客さん、特に法人顧客の場合は『ノタ・フィスカウ(所得計算書)が欲しい』と言われることが多いから、法人化してそういう書類もちゃんと作れるようにしておきたくて。年末とか法人需要が増えるから今年はちゃんと対応できるように早くから準備しておこうと思ったんだ」(ハファエウさん)

(文/余田庸子、写真/Reprodução/Jornal Hoje/TV Globo)
写真は2月7日、個人事業主向けのビジネスフェア、「ジョルナウ・オージ」より。「ジョルナウ・オージ」はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで