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ブラジルで注目集める乳幼児向けオーガニック冷凍食品

子ども向けオーガニック食品

古今東西、社会が豊かになるにつれて食の安全に関心が高まるのは必定だが、ブラジルでも低糖、低カロリー食品はすっかり定着。ここ数年でオーガニック食品産業が急成長している。

TVグローボが3月1日、番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランジス・ネゴーシオス」で伝えたところによると、サンパウロ市のパパー・グルメ社が乳幼児向けオーガニック冷凍食品の製造販売を始めて注目を集めているという。

パパー・グルメ社は栄養士のアナ・パオラ・ヴィヂガウさんと料理研究家のモニカ・ヂ・ブリットさんの2人の起業家が立ち上げた。

二人は1年かけて市場の調査をし、レシピを考案した。すべてのレシピは全国栄養学委員会の承認を受け、使用する材料はすべてバイオダイナミック農法認証機関からオーガニック食材として認証を受けている。

パパー・グルメ社が製造販売しているのは0歳から7歳までの子供向けのオーガニック食品。子供に安心なものを食べさせたいと願うのが親心だが、同社の製品が注目を集めているのは、商品が届いた後、親はソースをかけたりお湯を注いだりする手間をかけず、電子レンジで温めるだけで子供に食べさせられるという点である。

異文化圏から見ると何とも味気ない感はあるが、ブラジルではそれが広く受け入れられる土壌がある。

現在に至るまでブラジルでは一般家庭でも料理専門の家政婦を雇っている家庭が珍しくないため、料理の仕方を知らないまま親になるケースはよく見られる。また、共働きあるいは片親の家庭では料理する時間がないということもあり、食事を外部サービスに頼る頻度は比較的高いと言われる。

そういった社会背景の中で出てきたパパー・グルメ社の冷凍食品だが、栄養面だけでなく、子供が食事に興味を持つよう見た目にもこだわっている。子供があまり好んで食べない野菜類で人の顔、動物、車、飛行機を模り、子供が食事に関心を持って楽しめるようにしている。

アナ・パオラさんとモニカさんがこの事業に投資したのは2万4千レアル(約100万円)。主な資金使途は調理設備の整備と賃料だ。

パパー・グルメ社の顧客層は諸事象で料理が作れない親のほか、週末に遊びに来る孫用に注文する祖父母など幅広い。商品の種類は全部で34種。価格帯は通常食で11レアル(約450円)から24レアル(約1000円)、離乳食で4レアル(約170円)から10レアル(約430円)と手ごろ感のある価格設定だ。

また、冷凍食品の製造販売だけでなく、健康的な家庭用レシピの考案、子供の食に関するコンサルティングも行っている。アナ・パオラさんは顧客を訪問し、日常的にどのようなものをいつごろ食べさせているか、など聞き取り調査をし現状の評価をする。そのあとで改善案・代替案を作成し、顧客に提案をする。

「子供の食事の栄養価だけでなく、いつ、どんなものを食べさせていいのか、代替品にはどんなものがあるのか、など、子供の健康に関して知りたいことをしっかりと教えてくれます」(顧客のオリヴィア・プラードさん)

子供向け食品やサービスの需要は今年も成長が見込まれ、1年で大人向けの倍の伸びを示すとみられる。

「子供向けの質のいい商品の需要は年20%超の伸びを示しているのでこの事業はこれからもっと伸びると思っています。今後は学校などと提携するケースも出てくると見込んでいます」(モニカ・ヂ・ブリットさん)

PAPÁ GOURMET – ORGANIC FOOD
Contato: Empresárias Ana Paola Monegaglia Vidigal e Mônica Savoy de Brito Curi
Rua Catão, 1472 – Vila Romana
São Paulo/SP – CEP: 05049-000
Telefone: (11) 2679-1440
www.papagourmet.com.br

(文/原田 侑、写真/Reprodução/「Pequenas Empresas & Grandes Negócios」/TV Globo)
「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランジス・ネゴーシオス」より、「パパー・グルメ」の冷凍食品。TVグローボの「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランジス・ネゴーシオス」は日本ではIPCTV(グローボ・インターナショナル)(080-3510-0676 日本語対応ダイヤル)で放送中

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