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まるで街中が図書館に。パラチー名物の国際文学祭、今年も開催

第13回パラチー国際文学祭

7月1日(水)からリオデジャネイロ州パラチーで、今年(2015年)で第13回目となるパラチー国際文学祭(フリッピ)が始まった。

海岸沿いの観光地としても知られるパラチーで毎年開催されるこのイベントでは、作家や文学関係者によるディベートや書籍市が開催されるほか、街の広場に本がディスプレイだれて、誰もが自由に本に親しめることでも知られている。

2015年のパラチー国際文学祭(フリッピ)は、詩人、小説家、民俗学者、モデルニスモ文学評論家として知られるマリオ・ヂ・アンドラーヂにオマージュが捧げられている。

第13回パラチー国際文学祭

6月30日の時点でパラチーにはまだ観光客は押し寄せていなかった様子だが、リオデジャネイロ市観光局のガブリエウ・コスタ補佐官によると宿泊施設はすでに75%が埋まっていて、例年では週末に稼働率が100%になるという。「アジェンシア・ブラジル」が伝えている。

コスタ補佐官によるとイベントには2万5000人の来客が見込まれており、リオデジャネイロ、サンパウロ、ミナスジェライス、アルゼンチン、フランス、イタリア、英国、中国からの旅行者が多いという。開催は7月5日(日)まで。

(文/麻生雅人、写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
写真は7月2日、リオデジャネイロ州パラチー。第13回目パラチー国際文学祭(フリッピ)の様子

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