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ジーコがブラジルサッカー界の現状について、想いを公表

ジーコ

ブラジルサッカーが現在置かれている状況について満足していないジーコが、自身のオフィシャルサイトで考えを述べた。

掲載された文言の中では、ブラジルサッカー連盟の元会長ジョセ・マリア・マリンとコーディネーターのジルマール・リナルディに対する批判とも受け止められる記載も見られた。

「去年のワールドカップで悲劇的な敗退となった後、連盟は即座に対応に取り組んだ。思い出して欲しいのは当時の会長は今、スイスで拘束されていることだ。しかもブラジル代表のコーディネーターを任されたのは、先日までFIFA公認の代理人だった人物。この時点で矛盾している」

コパ・アメリカの敗因について、召集された選手に責任はないと付け加えた。

「ブラジルサッカーが”ショーケース”になったこと、一人の選手に依存していること、南アメリカの強敵に苦戦していること、これまで発言したことに多くの批判を受けてきた。ここで明確にしたいのはコパ・アメリカに参加した選手に対して非難したい訳ではない。彼らに責任は全くない。一部の選手が”ポップスター”のように扱われることに対して、少し気に障ることだが、それはどこの国でもあることだ。チリで戦ってきた選手の中でいい人材も多くいたことは事実だ。敗因はもっと深いところにあると思う」

ドゥンガ監督が82年ブラジル代表がワールドカップで世界を魅了したけれども優勝していないと批判していること(2012年のグローボにおけるインタビューなどで発言)についても、当時選手だったジーコは反論している。

「現監督が82年ワールドカップのブラジル代表に対してしつこく攻撃的な批判をしているようだ。理由は全くわからない。世界中を渡り歩いたが、82年のブラジル代表のメンバーだったお陰で、多くの人から愛されていると確信している。それを誇りに思ってるし、犯した間違いについてもフランクに話すこともできる」

最後に、ブラジルサッカーの在り方について、考えを述べている。

「自分は多くのサポーターたちと同じように、ブラジルサッカーの改善を願っている。この敗戦や連盟内で起きている問題をきっかけに、いい方向に向かえばいいと思っている。我々は勝利を望んでいる。しかし、そのためにはピッチの内外を問わずフェアプレイであることが必要だ。その教えを選手だった頃からここまで守っている」

ジーコがサッカーに対して抱いている熱い思いが連盟の役に立てると思ってるのは自分だけではないはずだ。それにしても、ブラジル代表でプレイした歴代選手たちが批判を言い合うことについてとても興味深い。元代表としてペレが現セレソンをどう思ってるのか、考えを聞いてみたいものだ。

(文/Masao Asano、写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
写真は6月27日、リオデジャネイロ。ロサンゼルスで7月25日から行われるスペシャルオリンピックス夏季世界大会のブラジル代表団壮行式に出席したジーコ(左)

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