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ガストロノミア専門誌「プラゼーリス・ダ・メーザ」2015年最優秀スイーツ賞を日本人パティシエ、伊澤彩子さんのプリンが受賞

伊澤彩子さん プリン アッチモ

ブラジルのガストロノミア界のシェアNo.1という専門雑誌「プラゼーリス・ダ・メーザ」最新号(No.142)及び同誌サイトが、2015年のガストロノミア界各分野の最優秀賞を発表している。表彰はレストラン、シェフなど28部門で、それぞれの年間ベストが選ばれた。

最優秀スイーツでは、日本人パティシエ伊澤彩子さんの手によるプリン(レストラン「アッチモ」(サンパウロ州サンパウロ市)のメニュー)が選ばれた。

同雑誌には「サンパウロのレストラン『アッチモ』はクリエイティブなメニューでいつも客を驚かせている。シェフのジェフェルソン・フエダが指揮する同店ではいつでも美味しい食べ物が味わえる。デザートは全てチーフ・パティシエの伊澤彩子が監修していて、その日食べた料理を最高の形で締めくくってくれる。同店のプリンが今年の最優秀スイーツに選ばれたことで、精魂込めて作られたものならば伝統的な食べ物がきちんと賞賛されることを証明した」というニュアンスの表彰コメントが掲載された(※ちなみに「フォーリャ」紙によるとジェフェルソン・フエダは6月30日に「アッチモ」を退職、新たに豚肉料理を中心にしたバール形態の店「カーザ・ジ・ポルコ」を立ちあげている)。

サンパウロで活躍する伊澤さんは、アレックス・アタラがシェフを務めるブラジルの「D.O.M.(ドン)」(「世界のベスト・レストラン」2015年第9位)でチーフ・パティシエを務めた後、スペインの「エル・セジェ-ル・ デ・カン・ロカ」(「世界のベスト・レストラン」2015年第1位)で修業、2012年にジェフェルソン・フエダと共にレストラン「アッチモ」を立ち上げた。

2015年6月には来日、三越伊勢丹ホールディングスが主催するブラジルウィーク「BRASIL FANTÁSTICO! 祝彩楽園 ブラジル」で食文化セミナーを開催している。

受賞したプリンについて、伊澤さんに解説してもらった。

「特徴は コンデンスミルクを使用していながら、甘さを抑えてある事と、食感の滑らかさです。キャラメルを濃いめにして、軽い苦味でバランスを作っています。サービス時には 綿アメをキャラメルホイップの上に乗せます。このデザートの名は 『doce lembrança da infância(幼少期の甘い思い出)』です」(伊澤彩子さん)

「プラゼーリス・ダ・メーザ」のガストロノミア年間ベスト28項目のうち、2015年の“ガストロノミアの重要人物”にはロハン・スアドー、“今年のレストラン”は「マヌ」(パラナ州クリチーバ市、シェフはマヌ・ブッファラ)、“今年のシェフ”はチアーゴ・カスターニョ/「ヘマンソ・ド・ボスキ」(パラー州ベレン市)、“今年のバリスタ”はグアシエリ・ホドリゲス/「ブラック・コーヒー」(パラナ州クリチーバ市)、“最優秀ピザ屋”は「ブラス」(サンパウロ州サンパウロ市)、“最優秀ストリートフード”はフードトラックの「ブジーナ」(サンパウロ州サンパウロ市)が選ばれた。

選考は、識者が各分野のノミネート上位5位(店、メニュー、人物など)を選び、最終選考はその中からサイトを通じて一般投票で選ばれた。

ノミネートを行った審査員はジャーナリスト、料理人、評論家、料理学校の学生などで構成されていて、今年(2015年)から110人から180人に増加した。ブラジル全国に散らばっていて、全国の情報を網羅しているという。

ちなみに今年から最終選考の投票方法が若干変わり、28の全項目への投票ではなく、自分が知識のある項目のみに投票する方式となった。投票には35.975名が参加。23.909票が投じられたが、無効票を差引いた有効票は20.635票だった。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação)
写真は受賞した伊澤彩子さんの手による「アッチモ」のプリン

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