フレスコボール ジャパンオープン2015を終えて(後編)

2015年 08月 20日

フレスコボール カミーラ&シウバ

8月8日(土)、9日(日)に無事開催することができたジャパンオープン2015の開催にあたり、運営事務局ではいくつかの課題に直面していました。そのひとつが、本場ブラジルから招聘する選手の選定でした。

スケジュール、渡航や宿泊などの経費、言語の問題、日本での過ごし方をどう提案するか? など、選手の招聘には様々なことを考慮する必要がありました。

数多くいるブラジルトップ選手の中から我々が選択したのは、メキシコワールドカップの女子チャンピオンペア(カミーラ&シルビア(シウビア)のペア)でした。

二人はもちろん世界トップの実力、実績を持ち合わせていますが、実はカミーラ選手は日系3世で、彼女の両親は名古屋でシュハスカリーアを経営しています

日ブラジル外交関係樹立120周年の記念事業である今回の大会に、相応しいペアだったと思います。カミーラの家族も成田で合流して、食事会などでも楽しい夜を過ごせました。本当にありがとうございました。

本来であれば男子のチャンピオンペアや、レジェンドと言われるルイス選手も招聘したかったのですが、迫力ある男子のプレーはまたいずれ。必ずその機会を作りたいと思っております。

そして、ジャパンオープン開催にあたって、もうひとつ、大きな問題に直面しました。大会のルールの基準です(次ページへつづく)。

(文/窪島剣璽、写真提供/日本フレスコボール協会)
写真はリオデジャネイロから招かれた女子チャンピオン・ペア。カミーラ・サユリ・ドイ・ダ・シウバ選手(左)とシウビア・シウバ・ジ・オリヴェイラ選手(右)

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著者紹介

Kenji Kuboshima 窪島剣璽

Kenji Kuboshima 窪島剣璽
東京都渋谷区在住、一般社団法人日本フレスコボール協会(JFBA) 会長、株式会社凌芸舎 代表取締役社長。1998年大学卒業後、大手IT専門商社に入社、その後、2005年株式会社ライブドアに入社し、検索エンジン事業、オンライン広告の統括を行う。その後、ジェイ・リスティング株式会社(現LINE Business Partners株式会社)の代表取締役に就任。

2013年LINEのブラジル進出時のプロジェクトに参加し、ブラジルに初渡航。ブラジル滞在中に日本ではまだ見ぬビーチスポーツ「フレスコボール」と出会い、帰国後、一般社団法人日本フレスコボール協会を設立。2014年のブラジルワールドカップイヤーに一般社団法人日本フレスコボール協会を本格始動。インターネット事業、スポーツマーケティング事業を手掛ける株式会社凌芸舎では、夏季シーズンは、神奈川県三浦海岸にて、海の家「夏小屋」の経営も行っている。

一般社団法人日本フレスコボール協会 http://www.frescoball.org/
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