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ブラジル連邦貯蓄銀行(CAIXA)、傘下保険会社のIPOを延期

ミリアン・ベウキオール カイシャ

グローボ系ニュースサイト「G1」ほか、現地各紙が10月1日付で報じたところによると、ブラジル連邦貯蓄銀行(Caixa Econômica Federal カイシャ・エコノミカ・フェデラウ、以下カイシャ)は、傘下の保険会社Caixa Seguridade Participações S.A.(カイシャ・セグリダージ・パルチシパソンイス、以下カイシャ・セグリダージ)の上場を延期すると発表したという。

今年7月、カイシャは自身が保有しているカイシャ・セグリダージの株式の25%を市場に放出すると発表していた。

また、8月の終わりにはカイシャ・セグリダージは市場売出に備えてブラジル有価証券取引委員会(以下「CVM」)に上場承認のための仮目論見書を提出したと発表した。引受証券会社はBB Investimentos、USB、ゴールドマン・サックス、ブラデスコBBI、イタウーBBAと報じられており、当初の上場予定は10月末だった。

上場延期の理由として、カイシャは景気の後退と政局の不安定さから株式市況の軟調が続いていることを上げているという。

現在のカイシャ・セグリダージの株式持分構成はフランスの元国営生命保険会社CNPが51.75%、カイシャが48.2%となっている。

今回市場売出が検討されているのは上記のカイシャの持分のうち25%分のみだが、この旧株売出により、カイシャは約100億レアルを手にすると見込まれ、国庫の歳出超過額の圧縮に貢献するだろうと言われていた。

現地紙「エスタダゥン」(10月1日付)によると、現在、CVMによる審査中のIPO案件が2件あり、1件はカイシャ・セグリダージ、もう1件はブラジル再保険機関(IRB-Brasil Re。以下「IRB」)だ。IRBも今月末上場を予定していたが延期となっている。IRBは市況が盛り返せば12月末までに上場する可能性がある、としている。国庫はこの2件のIPO(株式公開)に2015年度の歳出超過の解消を期待していたが、実現は難しくなった。

「エスタダゥン」によると、ブラジルにおけるIPOは外資依存度が高く、統計によればIPOで売り出された約70%の株式が外資によって購入されているという。

とはいえ、景気低迷、政局の混乱、スタンダード&プアーズ社によるブラジル国債投資格付け格下げなどの状況を受けて、ブラジル投資に積極的だった投資家の中には様子見の状態に入った投資家も見られるという。

(文/余田庸子、写真/Valter Campanato/Agência Brasil)
写真は2015年2月。ブラジル連邦貯蓄銀行(カイシャ・エコノミカ・フェデラウ)の総裁に就任したミリアン・ベウキオール氏

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