アンドレッサ・ウラッキさん、クリスティアーノ·ロナウドとの関係など過去を赤裸々につづった自伝を女性刑務所に寄贈

2015年 10月 1日

アンドレッサ・ウラッキ

ポルトガル代表クリスティアーノ·ロナウドの”追っかけ”や美容整形手術のトラブルなどで世間を騒がせてきたブラジルのモデルで、2012年のミス・ブンブン・コンテストの準ミス受賞者アンドレッサ・ウラッキ(Andressa Urach、日本ではアンドレッサ・ウラチの表記もある)さんが、9月29日(火)、サンタカタリーナ州フロリアノーポリスにある女性刑務所を慰問で訪れた。

アンドレッサさんは今年8月に刊行した自伝「モヒ・パラ・ヴィヴェール ~ メウ・スビムンド・ジ・ファーマ、ドロッガス・イ・プロスチトゥイサォン」(Editora Planeta刊)を寄贈したほか、受刑者に対して講演も行ったという。現地メディア「ego.」が伝えている。

本のタイトルは、「生きるために死んだ ~ 名声から隠されていた世界、ドラッグと売春」といったニュアンスとなる。現在、アンドレッサさんは福音派に改宗して、新たな人生を歩んでいる。

話題になっている本は、共著者であるドウグラス・タヴァレーロさんの助けを借りて完成させたもので、238ページに及ぶ自伝。27年間の人生を綴ったというこの本には、初めて得たオーガズムは倫家の犬によるオーラルセックスのときであったこと、処女喪失の相手が異母兄弟であったこと、10代のころに薬物にも手を出していたこと、高級売春婦の経験など、プライヴェートな内容が赤裸々につづられているという。

また、噂になっていたクリスティアーノ·ロナウドとの関係だけでなく、ブラジル代表のサッカー選手との関係にも言及されているという。

アンドレッサさんは女性刑務所に収監されている125名の受刑者に、麻薬密売人とかかわっていたこと、高級売春婦だったときのことなどを話し、本をプレゼントしてサインも行ったという。

「刑務所の中に入ったのはこれがはじめてです。彼女たちの中の多くはヤクザと関りをもっていました。つまり、私と同じ過去を持っているということです。私は信仰によってすべてを失うこともなく、過去のしがらみを断ち切り人生を変えることができることを伝えたかったのです。私はそう信じています」(アンドレッサさん)

アンドレッサさんは麻薬密売人と関係をもっていた時代に銃器を使った抗争に巻き込まれそうになったが命からがら保護された話などを披露した。また、慰問は今回だけで終わらず、サンパウロでも女性の更生プログラムなどを訪ね本を寄贈したいとも語った。

(文/麻生雅人、写真/Reprodução)