ブラジルのお土産物屋では「処女のおしっこ」を売っている!?

2015年 12月 31日

バンビのピンガ

クリスマス休暇はバイーア州のビーチ・リゾート、「プライア・ド・フォルチ」へ行ってきました。

旅行に行った時の楽しみの一つとして、くだらないお土産を見つけることがあります。毎回、下らないお土産ばかり紹介していると人間性を疑われそうですが、別に疑われたところで減るものもなさそうなので、今日も張り切ってご紹介します。

ピンク色の液体が入ったビンには、あのディ○ニーのキャラクター、バ○ビらしき絵が表示されています。おそらく著作権法をサクッと違反しているのではないかと思いますが、そんなことを気にするバイアーノではありません。しかし、なぜバ○ビ?

PINGA(ピンガ)と書いてあるので、サトウキビから作ったブラジルの蒸留酒であることは分かります。商品名は「PINGA GAY(ピンガ・ゲイ)」です。

ピンク色、ゲイ…。あっそうか、ゲイ=同性愛者ということかな。でも、何故こんな可愛らしいラベルが貼ってあるのだろう。バンビは、確かディ○ニー映画の主人公の小鹿の名前です。小鹿? あっ。

小鹿と言えば、ポルトガル語のスラングでVeadinho(ヴィアジーニョ)、つまり、おかまちゃんのことです。

ピンガ・ゲイの隣にはさらにいろいろなラベルの蒸留酒が。

処女のおしっこ

「Xixi de Virgem(処女のおしっこ)」。ラベルには「Um líquido muito raro(とても希少な液体です)」、「Beba já!(今すぐ飲もう!)」とも書いてあります。

「Na bundinha e lembrei-me de você(おしりに、君を想う)」。こちらのラベルには「De pai para filho desde 1924(父から息子へ1924年創業)」と書かれています。

ちなみに、熟成蒸留酒は、ウイスキーのような黄金色をしています。

アキバ系ピンガ

こちらは、ラベルは普通ですが、ビンの首にアキバ系(?)のセクシーなフィギュアが付いています。ウエストとヒップの比率がオカシイ?

(写真・文/唐木真吾)

著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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