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サンパウロでタクシー運転手たちがウーバー車両を襲撃

タクシー運転手、ウーバー車両を襲撃

世界各地で急速に広がりつつある自動車配車サービス、ウーバー。手軽に車を呼べる利便性で勢力を伸ばしている。

その一方、各国で、ウーバーによって客を奪われているタクシー運転手と、ウーバー運転手との間のトラブルが報じられ始めている。

TVグローボのニュース番組「ジョルナウ・オージ」ほか現地メディアが1月29日(金)づけで伝えたところによると、同日未明、サンパウロ市内でタクシー運転手の集団がウーバーの運転手を取り囲み襲撃する事件があったという。騒動は3時間近く続いたという。

警備員のマルセル・ルイス・バルボーザさんは、パーティが開催されていたあるホテルに黒い車が数台到着した時、数人のグループが黒い車を取り囲み、襲撃しているのを見たという。

「数人のタクシー運転手たちが自分の車から出てくるや否や、ウーバーの運転手かどうか確かめる間もなく危害を加え始めたのを見ました」(マルセロさん)

通信社のカメラマン、フェルナンド・ヂ・アブレウさんもタクシー運転手から危害を加えられた一人だ。壊れたノートパソコンの液晶画面を見せながら当時の状況をこう話している。

「彼らは『カメラとビデオの電源を切れ』と言いながら私のあとを追いかけてきました」(フェルナンドさん)

タクシー運転手、ウーバーを襲撃

タクシー運転手の集団はその他にサンパウロ交通警備局の車を取り囲んだだけでなく、軍警察の警官たちにも『お前らの給料は俺らの稼ぎで賄われている。もしお前らがウーバーを保護するなら、今度はお前らの車をボコボコにするぞ』と怒鳴ったという。

サンパウロ市では、市民がウーバーのサービスについてどう思うかについてインターネット調査を始めた。調査期間は1か月で約5500の回答が集まったという。回答はこれから調査委員会によって分析されるとのことだ。

アヂウソン・アマデウ議員(労働党・PTB)が、サンパウロ市のフェルナンド・アダジ・サンパロ市長(労働者党・PT)に動画メッセージを送っている。

「あなた方はサンパウロの混乱を望み、それは現実のものとなるだろう」(アヂウソン議員)

アダジ市長は29日、議員が暴力的な事件をあおるような、非難の応酬をたきつけるような発言をしたことは非常に残念だ、と語った。市長はまた、タクシー運転手には守られるべき行動規範があり、ふさわしくない行動を取る運転手に対しては関連法の適用により免許を停止する準備がある、と語った。

タクシー運転手組合は複数あり、うち一つは暴力行為を非難する声明を出している。

2015年11月には南部ポルト・アレグリ市のスーパーマーケット駐車場でウーバー運転手がタクシー運転手から暴行を受ける事件があり、タクシー運転手が逮捕されている。

(文/余田庸子、写真/Reprodução/Jornal Hoje/TV Globo)
写真は「ジョルナウ・オージ」より。写真上、ウーバーの黒い車両を取り囲むタクシー運転手たち。写真下、襲撃されたウーバー車両。TVグローボのニュース番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで

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