「世界28ヶ国 有給休暇・国際比較調査2016」有給消化率、日本は50%で最下位、ブラジルは100%

2016年 12月 20日

パラナグア パラー州

世界最大級の総合旅行サイト「エクスペディア」の日本語版サイト「エクスペディア・ジャパン」が、毎年恒例となっている有給休暇の国際比較調査の2016年版を実施して、その結果を発表した。

調査は世界28ヶ国(日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストリア、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、イギリス、ブラジル、オーストラリア、香港、インド、マレーシア、シンガポール、韓国、タイ、アラブ首長国連邦、ニュージーランド、フィンランド、ベルギー、スイス)の、18歳以上の有職者男女計9,424名を対象にインターネットで行われた。

調査期間は2016年9月12日~29日。この調査を通して得られた、12か国の比較が12月15日に公表された。

「有給休暇の消化率」は、ブラジル、フランス、スペイン、オーストラリア、香港の5か国が100%。次いでイタリアが83%、アメリカ合衆国とメキシコが共に80%、シンガポールが78%、インドが71%、韓国が53%、日本は最下位で50%だった。

有給休暇・国際比較調査2016

ちなみに日本の有休消化日数・有休消化率の推移をみると、2008年~2013年が6年連続最下位で、2014年と2015年は最下位が韓国となり日本は下から2位。2016年は3年ぶりに再会に逆戻りしたことになる。

「休み不足を感じている人の割合」では、スペインが68%で最多だった(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、グラフ画像提供/エクスペディア・ジャパン https://welove.expedia.co.jp/、写真/Takao Takayama/SETU/ANPr)
写真はパラナ州で観光地としても知られるパラナグア

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