サンパウロで史上最悪の記録的な干ばつ。ビール生産にも影響か

2014年 05月 5日
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新しい心配の種が生まれた。水だ。サンパウロ州が、ワールドカップ開始直前になって、記録的な干ばつに見舞われているという。

このまままったく雨が降らない場合には、南米最大の都市サンパウロは飲料水の半分を提供する源が45日間で乾ききってしまうおそれがあるという。現地メディア「エザミ」(5月2日付け、電子版)が伝えている。

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水不足を受けてサンパウロ水道公社に対する調査委員会発足へ

2014年 08月 9日
カンタレーラ水系のダム

聖市市議会は6日、カンタレイラ水系の水不足問題に関し、サンパウロ水道公社(SABESP)を相手取った議会調査委員会(CPI)を発足する提案を賛成多数で可決した。7日付伯字紙が報じている。

この提案は、10月の知事選にも出馬するラエルシオ・ベンコ市議(人間主義連帯党・PHS)の提案によるもので、労働者党(PT)と民主運動党(PMDB)の市議の支持を得、過半数(28票)を超える30票の賛成を得て可決された。

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サンパウロの水不足深刻に。未開水域の貯水も解放へ

2014年 07月 25日
カンタレイラ貯水システム

大聖(サンパウロ)市圏の水不足が更に深刻化し、アウト・チエテ水系も8月から「未開の水域」を開放して水不足対策を行なうことになった。22~23日付伯字紙が報じている。

大聖(サンパウロ)市圏約800万人の水源であるカンタレイラ水系は5月から取水口の下の「未開の水域」を開放して水不足解消を図っているが、大聖市圏東部約400万人に水を供給するアウト・チエテでも8月から未開の水域を開放する可能性があるとサンパウロ州水道公社(SABESP)が発表した。

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サンパウロ、大量の雹に見舞われる

2014年 05月 19日

5月18日(日)、サンパウロ市中全域が強い雨が降り、一部地域では大量の雹(ひょう)が降った。「オ・グローボ」「フォーリャ」(5月18日付け)などが伝えている。

雹が降ったのは主に市の南部で、記録ではカンポリンポ地区、ヴィラマリアーナ地区で雹が降ったという。

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4月に2度の増税で、ビール生産者が政府に苦情。さらなるインフレを懸念

2014年 05月 6日
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ブラジル・ビール生産者協会が連邦国税局に対し、税金が上がったことに対して苦情を申し立てた。現地メディア「エスタダォン」(4月30日付け、電子版)が伝えている。

協会は、冷やして飲む飲料に対してかけられる税金がこのひと月の間に2度も増税されたことに驚きを隠せない様子だ。増税により製品の値上げが避けられず、消費者に負担がかかるばかりかインフレを増長させる危険もあり、場合によっては人員削減の可能性もでてくると表明した。

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イグアスの滝で流水量が減少。降雨量不足の影響も

2014年 08月 13日
イグアスの滝 水不足

世界的に知られるイグアスの滝(パラナ州西部)の流水量が8月11日、12日の2日連続で減少した。

イグアスの滝の平均流水量は毎秒150万リットルだが、11日午前0時の時点で毎秒100万リットルだった流水量が、同日午後5時にはその半分以下の毎秒45万3千リットルに減り、12日午前10時には毎秒40万5千リットルまで減少した。しかし観光地としては通常通り営業されている。

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ブラジル南部で豪雨、クリチーバで非常事態宣言も

2014年 06月 10日
ブラジル南部 豪雨

パラナ州中部と南西部並びにサンタカタリーナ州北部とイタジャイ渓谷では週末の豪雨で種々の被害が発生、パラナ州では最低9人死亡と(6月)9日付伯字紙等が報じた。

(6月)5日から降り始めた雨が集中豪雨と化したパラナでは、クリチバ(クリチーバ)など全77市で深刻な被害が出て、ベット・リシャ知事が8日に70市への財政援助を発表。9日朝は非常事態宣言も出た。

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イグアスの滝、洪水の影響で水量が通常の30倍に

2014年 06月 10日
イグアスの滝、洪水

ブラジルとアルゼンチンにまたがる世界最大級の滝、イグアス。6月9日(月)は、パラナ州にあるイグアス国立公園にとって歴史的な日となった。

ブラジル南部を襲った大雨の影響で、滝の水量が毎秒4,600万リットルにものぼり、これまでに記録された最高水量に達したという。現地メディア(「G1」6月9日付け)などが報じた。

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