タン(TAM)航空、199人死亡事故の一審は作為不認で無罪判決。不服の遺族ら控訴の構え

2015年 05月 6日
tam 事故

サンパウロ州連邦地裁は4月30日、タン(TAM)社の事故の責任を問われていた3人に無罪判決を下したと、5日付伯字各紙が報じた。

責任問題が問われていた事故は、エアバスA-320が07年7月17日にサンパウロ市コンゴーニャス空港の滑走路で停まらず、空港脇の同社ビルと給油所に衝突して爆発炎上、199人の死者を出したというもの。

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サポーター応援団同士の抗争でまた死者

2015年 04月 30日
マンシャヴェルジ

サンパウロ州保健局が4月29日、サンパウロ市東部イタイン・パウリスタにあるサンタマルセリーナ病院に入院中していたクラウジオ・フェルナンド・メンデス・ジ・モライスさん(25)が脳死と判定された事を確認した。

クラウジオさんは同市に本部があるサッカーチーム、パルメイラスのファン。パルメイラスの応援団”マンシャ・アウヴィヴェルジ”のメンバーで、サンパウロ市北部に住んでいた。

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インドネシアがグラルチ被告の銃殺刑執行。国外で処刑されたブラジル人は2人目

2015年 04月 28日
ホドリゴ・グアルチ被告

インドネシアで麻薬密売容疑で逮捕され、死刑判決を受けていたブラジル人のホドリゴ・グラルチ被告(42)の銃殺刑が、ブラジル時間4月28日午後に執行されたと28日付伯字サイトが報じた。

グラルチ被告は04年に6キロのコカインを持ち込もうとして逮捕され、翌年死刑判決を受けた。同被告は、今年1月に同国で麻薬密売容疑で死刑に処されたモレイラ被告に続き、国外で処刑された2番目のブラジル人となった。

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サンパウロ市でのデング熱死者の一人は他州から治療で入院していた少年

2015年 04月 23日
デング熱被害者

サンパウロ州のデング熱による死者は今月(2015年)始めまでに122人に増え、昨年の総計(90人)を早くも上回ったが、サンパウロ市での死者の一人は、ミナスジェライス州から病気治療のために来ていた11歳の少年だった。

3月9日に亡くなったエジマール・マウリシオ・シウヴァ君はミナス州モンテス・クラロスに住んでいたが、重度の貧血に悩み、4年前、骨髄移植に希望を託してサンパウロに来ていた。

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サッカー応援団8人が銃殺。試合前夜にコリンチャンス応援団本部が襲撃される

2015年 04月 20日
パヴィリャォン・ノーヴィ

コリンチャンスの応援団組織「パヴィリャォン・ノーヴィ」のメンバー8人が、4月18日深夜、サンパウロ市西部の同組織本部で銃殺されたと20、21日付伯字各紙、サイトが報じている。

事件はサンパウロ州選手権準決勝、コリンチャンス対パルメイラスの前夜に起きた模様。現在のところ警察は、両チーム応援団による抗争の可能性は薄いとして、麻薬密売事件に関わりがあるとの線で捜査している。

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サンタテレーザ名物の路面電車の復活工事、いつ終わる? 近隣住民からはクレームも

2015年 04月 15日
サンタタレーザのボンジ

リオデジャネイロのサンタテレーザ地区に、再び名物のボンジと呼ばれる路面電車を走らせようと、2013年に復旧工事を始めてはや2年ーー。住民たちは、長引く工事による生活の不便を訴えていると、4月13日づけ「G1」が報じている。

復旧工事は続けられているが、新たに補修が必要な個所が見つかり、”もっとも素晴らしいこの都市の交通”の復活はまた延期された、と記事はいう。

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「収奪された大地ラテンアメリカ五百年」で知られるウルグアイ人作家エドゥアルド・ウヘス・ガレアーノ氏死去

2015年 04月 15日
エドゥアルド・ガレアーノ

ウルグアイ人ジャーナリストで作家のエドゥアルド・ウヘス・ガレアーノ氏(74)が、4月13日朝、ウルグアイの首都モンテビデオで、妻と3人の子供を残して亡くなった。

1971年に発表され、ラテンアメリカ左翼の古典的名著とされる「収奪された大地ラテンアメリカ五百年」(ポルトガル語訳題「As Veias Abertas da America Latina」)の作者として、その後の世代に大きな影響を与えた同氏は、2007年に発症した肺ガンとその合併症により、10日から入院していた。

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