世界で最もフレンドリーな都市はブラジルのフロリアノーポリス!?

2013年 08月 2日

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アメリカ合衆国のコンデナスト社が刊行するラグジュアリーな旅行雑誌「Condé Nast Traveller(コンデナスト・トラベラー)」が、The Friendliest and Unfriendliest Cities in the World(世界で最もフレンドリーな都市/フレンドリーじゃない都市)の投票を発表。

1位にブラジルのサンタカタリーナ州Florianópolis フロリアノーポリスが輝いた。

フロリアノーポリス、通称フロリッパは、来年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会における日本代表ベースキャンプ地の有力候補となっていることでも注目が集まっている。

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フロリッパのサンタカタリーナ島は美しいビーチ、サーフスポット、山の自然、砂丘、湖などの豊かな自然に恵まれ、観光地として国外でも有名。真夏の観光シーズンは世界中から大勢の人が押し寄せるが、シーズンオフは気候も暑すぎず、静かに過ごせる。

ブラジル南部はドイツやイタリアなどのヨーロッパ文化の影響が大きいが、フロリッパはヨーロッパ人にとってもすごしやすい環境なのかもしれない。

ラゴア・ヂ・コンセイサォンとよばれる湖の周辺にはレストランやライヴハウスなどが並び、シーズンオフのこのあたりは特に治安もよく、リオやサンパウロに比べて警官の姿をそれほど見かけないのに、夜でも女性が歩いているし、ヒッチハイクもよく行われている。

海産物が豊富なため、シーフードレストランや寿司レストランが多い。エビも名産品なので、特にエビ好きには天国だ。レストランから旧市街地で売っているサウガヂーニョ(スナック類)に至るまで、ブラジルの他の地方にくらべると薄味の店が多いのも、日本人にはすごしやすい環境だ。

観光地で世界中の人たちと常にコンタクトをしているせいか、絵画や音楽などの文化面でも、国際的な感覚を持ったアーティストたちを育んでいる。また、マネジーニョと呼ばれるフロリッパっ子たちは親切で、確かに、町全体からフレンドリーな印象を受ける。

フロリアノーポリスの日本での注目度は今後、より高まっていきそうだ。

同誌によるフレンドリーな都市ランキング上位10位は下記のとおり。

1. FLORIANOPOLIS, BRAZIL
Readers’ rating: 95.8

2. HOBART, TASMANIA
Readers’ rating: 95.4

3. THIMPU, BHUTAN
Readers’ rating: 93.7

4. QUEENSTOWN, NEW ZEALAND
Readers’ rating: 91.8

5. CHARLESTON, SOUTH CAROLINA
Readers’ rating: 91.5

6. PARO, BHUTAN
Readers’ rating: 90.3 (tie)

6. MARGARET RIVER, AUSTRALIA
Readers’ rating: 90.3 (tie)

7. MANDALAY, BURMA
Readers’ rating: 89.8

9. KILKENNY, IRELAND
Readers’ rating: 89.1 (tie)

9. UBUD, BALI, INDONESIA
Readers’ rating: 89.1 (tie)

10. CHIANG MAI, THAILAND
Readers’ rating: 88.9

http://www.cntraveler.com/daily-traveler/2013/07/world-travel-dublin-auckland-cork-friendly-unfriendly-cities_slideshow_item9_10

(写真・文/麻生雅人)