フォルクスワーゲン、コンビ製造を終了。限定発売されるレトロな最終バージョンが欲しい!

2013年 08月 18日

kombideabacaci

フォルクスワーゲンが8月14日(水)、ブラジルで小型バス車種、通称「Kombi コンビ」の製造終了をアナウンスしたとグローボの「Auto Esporte」が伝えた。

デュアル・エアバッグやABSブレーキなど、来年からブラジルで製造される新車に義務付けられるというシステムに対応できないことから製造中止は予想されていたという。

1957年9月2日以来ブラジルで生産されてきたコンビは、レジャー、業務用、乗り合いバスと、幅広く親しまれてきた。世界の自動車業界の中でも、長寿の歴史を持っている。

製造終了にともないブラジル・フォルクスワーゲンは、最終スペシャル・バージョンを8月から600台限定で発売する。価格は85,000ヘアイス(約3,465,000円 ※1ヘアウ(レアル)40.760711円換算)。

56年目バージョンを記念して、ボディには「56 anos Kombi last edition」というロゴが記される。

ボディは上下がホワイトとブルーの2色に塗り分けられたタイプで、内装は豪華版になるという。ブラジルで製造された数々のバージョンを想わせるデザインも取り入れられるという。タイヤのホイールはホワイトで、レトロな雰囲気も持っている。

ネットメディアiCarrosによると、この最終バージョンはMP3とUSB入力を備えたサウンドシステムが装備されているほか、ガソリンとエタノールが使えるフレックス車とのこと。

最終限定バージョンの車両写真はこちらに
http://g1.globo.com/carros/noticia/2013/08/volkswagen-confirma-fim-da-kombi-com-edicao-especial-de-r-85-mil.html

(写真・文/麻生雅人)
コンビはブラジルで今も広く使われている。写真はミナスジェライス州からエスピリットサント州のヴィトーリアにパイナップルを売りに来ている行商人