アメリカン航空がタン航空とコードシェア提携を締結。ブラジルに新路線

2013年 08月 19日

tam

8月19日、アメリカン航空(本社:米国テキサス州フォートワース)が、サンパウロを拠点とする航空会社TAM(タン)航空(写真)と新たなコードシェア提携を結んだと公表した。同社はブラジル路線を拡大するとともに、LATAM(ラタン)航空グループとの関係強化を図る。8月22日から運航開始するコードシェア便の予約取扱いも開始するという。

タン航空は2010年にチリのLAN(ラン)航空による買収が発表され、2012年に両社は正式に合併、LATAM Airlines Group S.A.グループを発足している。

今後、アメリカン航空の乗客は、タン航空が運航するリオデジャネイロおよびサンパウロから、フォルタレザ、ナタール(ナタウ)、ビトリアなどブラジル国内の8都市を結ぶ便にも搭乗できる。

また、タン航空の乗客も、アメリカン航空が運航するマイアミ、ニューヨーク、オーランド(フロリダ州)からアトランタ、ロサンゼルス、ワシントンDCなど米国25都市を結ぶ便のご利用が可能となる。

加えてアメリカン航空は、マイアミ発クリティバ(CWB)行きおよびポルトアレグレ(POA)行き(認可申請中)、ロサンゼルス発サンパウロ(GRU)行きというブラジル路線の新規就航も予定しており、いずれも8月18日より予約受付を開始している。マイアミ-クリティバ、マイアミ-ポルトアレグレ便は11月21日から、ロサンゼルス-サンパウロ便は12月16日から運航開始予定とのこと。

また、今回の提携により、アメリカン航空のAAdvantage®会員は、タン航空の運航便に搭乗した場合でもマイルが付与され、年内にはマイルのご利用も可能となるという。

ラン航空がワンワールドに加盟していることから、タン航空は、2014年にワンワールドへの移行を予定している。

アメリカン航空の中南米路線の詳細は、aa.com/morelatinamericaを参照。

(写真・文/麻生雅人)