リオデジャネイロからインスピレーションを受けた、フランス発ブランド「HiPANEMA ヒパネマ」
2013年 09月 27日リオでバカンスを楽しむ2人のフランス人女性、デルフィーヌとジェニーはブラジルのライフスタイルに一目惚れ。旅の中で出会ったリオの街にあふれている色とりどりの彩りにインスピレーションを受けた2人は、ブラジルのグラマラスをスーツケースに入れ持ち帰ることを決意したそうです。
なかでも2人は、露店で販売していた手作りブレスレット(ビーズのミサンガ)に大興奮。ところが、デルフィーヌがミサンガの結び方に不満をもち始めたところから、すべてが初まりました。
デルフィーヌとジェニーは買い込んできたミサンガを並べ集め、まずはメタリックの磁気を留め具に使って着脱可能な仕様に。飾り付けには、貝殻や彩りの糸、さらにバイーアのボンフィン教会のフィッタ(リボン)も使用。ボリュームのあるリッチなデザインで、コパカバーナの伝統的なブレスレットとバイーアのリボンをミックスして「HiPANEMA」を誕生させました。
ブランド名HiPANEMAは、ミサンガを売っていた人がヒッピーだったらしく、ヒッピーの“H”と、リオで有名なビーチの名前「イパネマ」とを合わせてネーミングしたブランド名なのだそうです。すごく、いい名前じゃない!?
大好評を受けたHiPANEMAの後、デルフィーヌとジェニーはAmenapih(アメナフィ)という新しい洋服のブランドをフランスで発表。アメナフィも、今では35カ国で展開しているそうです。
最後に、HiPANEMAを生んだジェニーとデルフィーヌのメッセージを。
〝ただ好きなことを生かして、楽しく変わった “クローゼット”をHiPANEMAガールズに提供していきたい ! 〟ジェニー
〝 HiPANEMAはファッション以上、人生のスタイルよ 〟デルフィーヌ
(文/長倉チエミ リズレイ、写真提供/HiPANEMA)