メタルワン、芝浦ホールディングス、芝浦シヤリングが、合弁会社をブラジルに設立。厚板加工ビジネスなどで進出
2013年 09月 30日メタルワン(鉄鋼総合商社)、芝浦ホールディングス(太陽光発電付き賃貸・分譲マンション、メガソーラーの開発など)、芝浦シヤリング(各種鋼板並びに帯鋼の切断、二次加工及び販売など)は、合弁にて、2013年6月、ブラジルに厚板の熔断加工の新会社「Metal One Shibaura Brasil Ltda.」を設立したことを、9月27日に発表した。
所在地はのカピバリ市(サンパウロから北西160km)。今秋建屋の着工に入り、2014年4月より本格操業を予定している。
資本金は50百万レアル(約23億円)、出資比率はメタルワン60%、芝浦グループ40%(芝浦ホールディングス25%、芝浦シヤリング15%)。 社長はメタルワンから久富成祥、副社長は芝浦グループから関 宏次(芝浦ホールディングス及び芝浦シヤリングの取締役)が就任するという。
メタルワンの海外での厚板加工ビジネスは、中国での2拠点、インドでの1拠点に次ぐ4拠点目となるという。芝浦グループにとっては、インドネシアに次ぐ2拠点目の海外での厚板加工の事業展開となる。
2014年のサッカーW杯、16年のリオデジャネイロオリンピック、20年のサンパウロ万博(立候補中)、22年の独立200周年と今後10年内に多数の国家的イベントの開催が予定されており
、大規模なインフラ投資が見込まれているブラジルで、新会社は、建機大手向け熔断切板製品の供給を中心に、これまで日本・海外で培ってきた厚板の熔断・加工の経験、及びノウハウを活かして、ブラジル国内需要の捕捉を目指す。
新会社の概要
1.会社名 :Metal One Shibaura Brasil Ltda.
2.住所 :Rua Humberto Annicchino, 305 – Distrito Industrial Ⅱ, Capivari, SP, Brasil
3.代表者 :社長 久富成祥(メタルワンより派遣)
4.資本金 :50百万レアル(約23億円)
5.出資構成:メタルワン60%、芝浦ホールディングス25%、芝浦シヤリング15%
6.会社社設立:2013年6月
7.操業開始:2014年4月
8.従業員数:約80名 *段階的に雇用する計画
9.事業内容:厚板熔断加工品の製造・販売
10.主要設備:NC切断機(ガス、レーザー、プラズマ)、2次加工設備(開先機、プレス等)
11.加工能力:1,000t/月 *段階的に拡張する計画
(文/麻生雅人)