ブラジルW杯時期の航空機運賃、10倍値上げからやや値下げの動き
2013年 10月 17日2014年のワールドカップが開催されるブラジルで、会期中(2014年6月12日、サンパウロで開幕~7月13日、リオデジャネイロで閉会)の航空機運賃の行方が注目されている。
国内12都市で開催される今大会では国内の主な移動手段は航空機と目されるが、ブラジルの国内線の航空運賃は、リオ-サンパウロ間のオフシーズンの運賃で約R$227.00(約10,000円)ほど。
「フォーリャ」(電子版)は10月14日(火)、TAM(タン)航空の会期中のリオ(サントス・ドゥモン空港)-サンパウロ間(コンゴーニャス空港)の航空運賃が通常価格の10倍以上となるR$ 2.393(約108,334円)になると報道した。
しかし、同紙は10月16日(水)版にタン航空による、約28%の値下げを報道。6月11日~13日の同区間の運賃はR$ 1.733,14(約78,455円)になるだろうと報じた。閉会時、7月11日~14日の価格も同様になる見通しという。しかし、それでもまだ恐ろしく高額だ。
また、14日に同紙が報じたところによると、他のエアラインでは、Avianca アビアンカ航空R$ 1.893(約85,638円)、Gol ゴウ航空 R$ 1.673(約75,685円)とのことだったが、同紙は15日、アビアンカ航空が6月11日~13日のリオ-サンパウロ間に関して約70%値下げとなるR$ 563(約25,469円)を提示したと報じている。
各社が値下げに動き始めたようだ。今後提示されるであろう航空運賃の動きが気になるところだ。
※為替:R$1レアル(ヘアウ)=45.27円で換算
(写真・文/麻生雅人)