ブラジル2014W杯で期間限定特別ビザ発給検討へ

2013年 10月 21日

アレーナダスドゥダス

日本ブラジル中央協会は10月21日(月)、在東京ブラジル総領事館のマルコ・ファラーニ総領事を迎えて講演会「ブラジル2014年 ― サッカーW杯への準備とブラジルを知る絶好の機会」を開催した。

同講演でマルコ総領事は、2014年のワールドカップ期間には期間限定特別ビザの発給を検討していると述べた。この期間限定特別ビザには、パスポートと、チケットなどイベントへの参加を証明する書類の提出が必要で、ビザ申請料金は無料を検討しているという。

ブラジルは2013年7月、ローマ法王の来伯と同時期に開催された「世界青年の日リオデジャネイロ大会」のイベント参加者に対しても期間限定特別ビザを発給したとのこと。

また、マルコ総領事はW杯に向けてのブラジルのさまざまな取り組みや公共投資、インフラ整備の状況などを解説した。

「今大会は、ブラジルに大きな変化をもたらすイベントです」(マルコ・ファラーニ総領事)

W杯は、国の将来の在り方を国民が考える大事な機会にもなり、デモが起きたのも、ブラジルが大きく変わろうとしている姿の一例だと語った。

(文/麻生雅人、写真/LatinContent/Getty Images)
写真は2014年ブラジルW杯で会場となる12スタジアムのひとつ、Rio Grande do Norteリオグランジ・ド・ノルチ州 Natal ナタウのArena das Dunas アレーナ・ダス・ドゥナスの模型