ブラジル深海油田開発、第一次入札でシェル、トタルを含む企業連合が落札

2013年 10月 22日

???????????????

リオデジャネイロ沖、サントス湾にある深海海底油田「プレサル」のリブラ鉱区の石油を発掘、運用する開発の第一次入札で、英・蘭のシェル、フランスのトタル、中国のCNPCとCNOOC 、ペトロブラスの5つの企業による連合チームが落札したと「Época Negócios」(電子版)、「Agência Brasil」などが伝えた。競合はいなかったという。

出資はもともとペトロブラスが30%を引き受けることになっていたのに新たに10%を加え、残りはシェルとトタルがそれぞれ20%づつ、CNPCとCNOOCがそれぞれ10%づつとなったという。

リブラには、明らかにはなっていないものの、80億~120億バレルの石油が眠っていると目されているという。はっきりわかった時点で、国内で最大の石油産地になるとみられる。Agência Nacional do Petróleo (ANP)石油局は、ピーク時には、毎日140万バレルの石油が算出できるだろうと予測している。現在ブラジル全土で1日に産出できる石油が200万バレルで、その2/3がリブラで賄える計算になるという。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は、エヂソン・ロバォン鉱山エネルギー相と企業連合の落札者