アビアンカ・ブラジル航空、2014年にスターアライアンス加盟へ

2013年 12月 15日

アビアンカ航空

スターアライアンス・グループは12月13日、グループに加盟している Avianca(アビアンカ)航空の傘下にあるアビアンカ・ブラジル航空を、2014年に同グループに迎えることで合意したことを発表した。

アビアンカ航空はコロンビアの航空会社で、南米で最も古い歴史を持つ航空会社。2012年にスターアライアンスに加盟した。アビアンカ・ブラジル航空は、同社のグループで、ブラジルに本社を持つ航空会社。

スターアライアンスには、これまでブラジルのTAM(タン)航空が加盟していたが、タンは、ワンワールド・グループに所属するLAN(ラン)航空との合併により、2014年3月30日にスターアライアンスを離脱する事が決まっている。代わってアビアンカ・ブラジル航空がスターアライアンスに加わる形となった。

「最大の経済規模と最も重要な航空市場を持つラテンアメリカ最大の国に、アビアンカ・ブラジルを通じて当社のネットワークがコネクトできることをうれしく思います。アビアンカ・ブラジルは成長するキャリアです。私たちと手を携えることにより、共に、私たちが望む利便性の良いネットワークを構築することができるでしょう。アビアンカ・ブラジルにとっても、国際的なネットワークを広げるチャンスです」とマーク・シュワブ スターアライアンスCEOはコメントしている。

統合の最初のステップとして、スターアライアンスとアビアンカ・ブラジルは共に、ブラジルでのネットワーク強化にとり組むという。サンパウロのグアルーリョス空港、リオデジャネイロのアントニオ・カルロス・ジョビン空港(ガレォン空港)をハブとして、アビアンカ・ブラジルのネットワークの利便性を図るという。

スターアライアンスとアビアンカ・ブラジルは、2014年の間での統合に向けて準備を始めるとのこと。

(文/麻生雅人、写真/Joao Carlos Medau)
写真はアビアンカ・ブラジル航空の機体、リオデジャネイロ