2014年 01月 19日 16:22
ワールドカップブラジル大会開催期間中、Azul(アズウ)航空とAvianca(アビアンカ)航空が、航空運賃に上限を設けると発表していることを1月9日付け、1月14日付けの「G1」「UOL」(電子版)などが伝えている。
ブラジルの航空会社アズウ航空は1月8日(水)に、ワールドカップ期間中の6月12日から7月13日まで、運賃の上限を999ヘアイス(レアル)約44450円(※1ヘアウ=44.496117円で計算)に抑えると発表していた。
大統領府官房庁のグレイジ・ホフマン大臣は、ワールドカップと国に対して協力的な行動に感謝を述べるとともに、何よりも乗客にとって喜ばしい決断だとアズウ航空を讃えていたという。
続いたのが、アビアンカ航空。14日にアビアンカは22の就航地で、ワールドカップだけでなくカーニバル期間も含めた2月1日から、ワールドカップのある7月末日までの約半年間で、アズウ航空と同様に上限を999ヘアイス(レアル)約44450円(※1ヘアウ=44.496117円で計算)に抑えると発表した。航空券は16日から発売している。
また、アズウは現在1日に900便を運航しており、30%近い310便の増便を国立民間航空機局(ANAC)に申請中だという。アビアンカも、420便の増便を、国内線も176便から186便に増便を、同局に申請中とのこと。
(文/麻生雅人、写真/João Carlos Medau)
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