ビーチバレー、福州オープンでブラジルが快進撃
2014年 04月 26日ビーチバレーの国際大会、FIVBビーチバレーボールオープン2014福州大会が4月27日(日)まで中国の福州で開催されている。同大会はロンドン五輪の出場枠を争うアジア大陸カップだ。
ブラジルはバレーボールではめっちゃ強いが、もちろんビーチバレーでもいつも優勝候補だ。
まずはブラジル男子は3チームが快進撃を果たした。
ラウンド1では、まずはロンドンオリンピック銀メダリストのEmanuel Rego エマヌエウ・ヘーゴが新しいパートナーのPedro Solberg Salgado ペドロ・ソウベルギ・サウガードとともに、Dプールでオランダ、ラトビア、ドイツを1セットも落とさずに軽く撃破。決勝トーナメントにコマを進めた。
Alison アリソンと BrunoブルーのコンビもFプールでカザフスタン、オーストリア、アメリカBチームを3連勝で破り、Ricardo ヒカルドとÁlvaro Filho アウヴァロ・フィーリョのコンビもAプールでカタール、スイス、ドイツBチームを、やはり3連勝で破って決勝進出している。
3チームが揃って3連勝で決勝進出を決めた国はブラジルだけであった。
ラウンド2では、エマヌエウ&ペドロ組はメキシコに快勝。アリソンとブルーノのコンビも優勝候補筆頭だったアメリカ合衆国のフィル・ダルハウザー&ショーン・ローゼンタールのチームに競い勝った。ヒカルドとアウヴァロ・フィーリョ・コンビも、スイスに1セット落としたものの勝ち進み、3チーム揃ってベスト8に進出した。
しかし、ラウンド3ではブラジル同志、アリソン&ブルーノ対ヒカルド&アウヴァロ・フィーリョが対決することに。こちらはアリソン&ブルーノ組が勝ち残った。一方、優勝候補と言われていたペドロ&エマヌエウ・コンビはラトビアチームに21-14、21-19でストレート負けを喫してしまった。勢いに乗るラトビアチームと、ブラジルで唯一残ったアリソン&ブルーノが、26日に行なわれる準決勝で当たることになっている。
ブラジル女子は、まずはMaria Clara マリア・クララと Carol カロウのコンビがドイツ、オランダ、オーストリアに3連勝で決勝トーナメントに進んだ。Talita タリタとLima リマのコンビ、Juliana ジュリアナとAntonelliアントネリのコンビは2勝1敗の2位で決勝トーナメントにコマを進めた。Fプールで敗れたはず のAgathaアガタとSeixas セイシャスのコンビがスイスに代わり決勝トーナメントに進んだ。
男子に勝る4チームがベスト8に残っている。
日本チームにはコーチさえいない場合があるが、ブラジルのチームには、スタッフが7人もついてきているが、それだけ選手を支える体制を万全にしているということだろう。本日から明日にかけて決勝トーナメントも大詰めとなる。ブラジルチームは確かに競合だが、今年は波乱含みも予想されている。勝敗の行方はいかに。
(文/加藤元庸、写真/FIVB)
FIVBビーチバレーボールオープン2014福州大会、3日目のエマヌエウ(手前)