ブラジル、大統領選挙の投票はじまる。ジウマ候補はポルトアレグリで投票

2014年 10月 5日

投票したジウマ大統領

10月5日(日)午前8時から、ブラジルで大統領選挙の投票がはじまった。

労働者党(PT)の候補として、再選を狙うジウマ・フセフィ(ルセーフ)大統領は8時45分頃、ポルトアレグリ市南部のヴィラ・アスンサォンにある州立サントス・ドゥモン学校で投票を果たした。

ジウマ氏は同じ場所で投票をする、リオグランジドスウ州政府の州知事再選を狙うタルソ・ジェンロ氏、上院議員の候補者オリーヴィオ・ドゥトゥラ氏を伴って投票所に現われた。

到着したときジウマ氏は委員に挨拶した。投票を終えた後、ジウマ氏は勝利を表わす「V」サインを示して投票したことを示したという。

それより数時間前、同州の首都であるポルトアレグリ市旧市街区(セントロ)にあるホテルで政治的同志たちと朝食をとった。ジウマ氏は、第一次投票で勝利を得るという見方はしておらず、次回投票で出来うる限り力を尽くすよう働いたと語ったという。しかし、失礼に当たるからと、二次投票で誰と闘うことになるかは話そうとしなかったという。

「選挙戦の当初から決戦投票があることを想定していました。でも何が起こるのか、どうなるのかは『投票箱のみが知っています。(対決する人)に誰が選ばれるかはわかりません。決めるのは国民でであり、私ではありません」

また、ジウマ大統領は、一人一人の一票が大切であることと、良識を持って選挙に臨んでほしいと有権者に訴えた。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)
10月5日、ポルトアレグリ市。投票を終えたジウマ候補