カラグアタトゥバからFeliz Ano Novo!
2015年 01月 12日現在、ブラジル滞在中のmega brasil編集スタッフ、柳田あやです。
今年は、サンパウロ州グアルーリョス空港から車で3時間ほどのところにある海岸都市、Caraguatatuba(カラグアタトゥバ)で新年を迎えました。
なんとも舌を噛みそうな名前のこの町、ブラジル人でも知らない人は多いようですが、いくつものビーチが連なる、パウリスタ御用達の、のどかなリゾート地です。
今回、日本在住ブラジル人友達のママの別宅があるということで、サンパウロ市内から空港に車で迎えにきてもらいました。空港からそのままカラグアタトゥバへGO!
そしてさっそく、ブラジル名物(?)の洗礼を受けることに。
連日国内のニュースでも報道されましたが、毎年この時期は多くの人がビーチへ移動するため、ハンパじゃない交通渋滞が起こります。
ママは「あやが来たからカラグアへ行くけど、もし私ひとりだったら絶対行かなかったわ。3時間で着くところ8時間かかるんだから! ブラジル人はみんな休暇というとビーチへ向かうのよ。本当にクレイジーよね!」と、ずっと発狂(笑)していました。
8時間と聞き覚悟を決めましたが、3時間ほどであっけなく到着したので、もうママ大げさなんだから…と思いつつホッとしました。
ママの別宅はコッカーニャ海岸からすぐの好立地にあります。
夕暮れのビーチも本当に美しくて、都会を離れ長期でのんびり滞在するにはもってこいの場所です。
さて、ブラジルには大晦日ならではのおまじないや習慣がありますが、その中のひとつに、鶏肉は食べず豚肉を食べる、という風習があります。
鶏は足で地面を後ろに引っ掻くため、縁起が悪いと信じられているためです。その代わり、前進する豚や魚をいただきます。
そしてご近所、友人みんなで食卓を囲んで手をつなぎ、神様への感謝と来年が無事に迎えられるようお祈りをします。
同じ家に住むドーナ・マラ(マラおばさん)が作るご飯はどれも絶品でした。
写真左が豚肉と桃の盛り合わせ、右がマヨネージと呼ばれる、ゆでたジャガイモ、ニンジン、オリーブなどを自家製マヨネーズで和えた料理。
美味しい料理と、楽しい会話。毎回笑顔がこぼれる温かい食事です。
23:30頃、いよいよ新年が近づいてきたのでみんなでビーチへ向かいます。
ブラジル人は、白い服を着てビーチへ行くのが習慣。私も着ましたよ~白い服! 白だけではなく、金運の黄色、健康運の青を着る人も多くいました。
とにかく、人人人!!!
カウントダウンの花火はリオデジャネイロのコパカバーナ海岸が有名ですが、ここカラグアタトゥバのママの家の近くのコッカーニャ海岸でも多くの人が集まります。
0時、花火が上がると同時にキスとハグの嵐。
朝までセルタネージョやアホーシャといった大衆音楽のライブで、子供から大人まで大盛り上がりでした。
はじめての真夏のカウントダウン。最高の新年の幕開けとなりました。
(写真・文/柳田あや)