リオで麻薬密売組織と警察が銃撃戦。5人が死亡、貯水タンクは蜂の巣に

2015年 02月 23日

拳銃4丁とM16型の自動小銃

リオ・デ・ジャネイロ市北部ロッシャ(ホッシャ)・ミランダのジョルジ・トゥルコで(2月)20日朝、麻薬組織摘発のために派遣された軍警特殊部隊(Bope)と麻薬密売者との間で銃撃戦が起き、午前10時15分現在、5人が死亡。同地区に給水する水をためていた貯水槽にも穴が開いた。

特殊部隊約30人と装甲車が派遣されたのは二つの麻薬密売組織が縄張り争いを行っている地区で、朝7時40分までに2人が逮捕され、拳銃4丁とM16型の自動小銃、ラジオを使った通信機が押収された他、盗難車1台が回収された。 軍警によると、死亡した5人は犯罪者で、銃撃戦で被弾したという。

丘の上に設置され、20万リットルを蓄えていた貯水槽にいくつもの穴が開き、地面に水がほとばしる様子は、同日朝のテレビニュースでも報道された。リオ州水道公社は、軍警の作戦が終了し次第、担当者を派遣して修理を行う予定だ。

なお、今回の作戦のため、同地区では学校も休みとなり、地区内の施設で行われる事になっていたレクリエーションやスポーツのプログラムも中止されたり、または近隣地区の施設に移動して行われたりした(20日付「G1」サイトより)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Divulgação Bope)
リオデジャネイロ市ホッシャ・ミランダ地区で押収された拳銃とM16型の自動小銃