「Oi! Brasil 2015 ～この夏、サンパウロに恋して」開幕

4月14日（火）、西武渋谷店のブラジルフェア「Oi! Brasil 2015 ～この夏、サンパウロに恋して」の開会式が行われた。

セレモニーは藤嶋幸男・取締役 常務執行役員のあいさつで始まった。同氏は、サンパウロをテーマにしたイベントの概要を紹介、日本ブラジル国交樹立120周年という記念すべき年にこのイベントが開催できることを祝した。

「私どもが『Oi! Brasil』フェアを開催して3年目になります。（日本とブラジル両国にとって）記念すべき年である今年は、サンパウロの女性のライフスタイルをファッションや食、アートでご紹介させていただきます。渋谷店全店で総力を挙げて催しを開催しております。ヴィトラ・デザイン・ミュージアムの企画・制作によるカンパーナ兄弟の作品展をはじめ、コブラ氏のウォールアート、オブジェ等々が渋谷の店に溢れて、楽しい館にしてくれていると思います。ぜひお楽しみいただければと思います」（藤嶋幸男・取締役 常務執行役員）

建築デザインの街としても知られるドイツのヴァイル・アム・ラインにあるヴィトラ・デザイン・ミュージアムのライナー・パッカイザー氏は、カンパーナ兄弟による『Antibodies 1989～2009:抗体展』について紹介した。

「ヴィトラ・デザイン・ミュージアムはドイツの南部、フランスとスイスに近いヴァイル・アム・ラインという村にあります。ドイツの南部に来られることがあれば、ぜひヴィトラ・デザイン・ミュージアムにお越しください。1日いても足りないくらい充実した時間を過ごせると思います」

「フェルナンド＆ウンベルト・カンパーナは、歴史的にみても最高にエキサイティングなデザイナーだと思います。彼らは新しいタイプのデザイナーで、伝統的なクラフトアートと、マテリアルという概念について、深い理解を持っているデザイナーです」

「今回日本で行われる『Antibodies 1989～2009:抗体展』は、同ミュージアムの初期のキュレイターであるマチアス・シュワルツ・クラウスと、フェルナンド＆ウンベルト・カンパーナとの密接なコラボレーションで生まれた展覧会です。大変美しくインスピレーションに溢れた展覧会で、はじまってからもう5年が経ちます。ヨーロッパ諸国からメキシコまで、いろいろな国で巡回展示を行ってきました」（ライナー・パッカイザー氏）

ウンベルト・カンパーナは、東京からインスピレーションを受けたという作品について語った。

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（文／加藤元庸、写真提供／アイピーシーワールド）